上陸できなかったのは残念でしたが、軍艦島ツアーを堪能しました。
さて、昼食はどうしましょうか。
と思って、地図アプリを見ると、
昨日訪問したかった四海樓さんが目の前に。
想定していなかったので、戸惑いましたが、お店に向かいます。
あまりに立派な建物に圧倒されます。
店頭に「5階展望レストラン満席」の表示。
すごく眺めがよさそうで期待していたのですが、
景色は堪能したので……と思ったら、
下の3・4階は宴会場で、営業しているのは5階の展望レストランのみとのこと。
エレベーターで向かうと、席待ちのお客さんも多い様子です。
なるほど前日電話したときに
「席の予約は受け付けておりません。いらした順番にご案内しています」
この状況ですから納得です。
ただ、「席数が多いので、長々待たずとも案内されるだろう」と
家族を説得して案内を待ちました。
幸運にも窓側の席に案内されました。
長崎港が一望できる素晴らしい眺めに感動します。
私は、ちゃんぽんを注文。
運ばれてきた丼は、見た目は普通ですが、
スープを口にすると、味の奥行に感動しました。
何とも言えない美味さです。
昨日のお店のスープも良かったのですが、一味違っています。
これは感激の味。
具は錦糸卵の他にネギ、豚肉、イカ、エビ、キクラゲ、キャベツ、カマボコなど。
典型的な豚骨スープだと思われますが、香りが豊かで豚骨の旨味が濃厚です。
さらにそれだけでない奥行きのある円味を感じます。
丸鶏や鶏骨も使っているとか。また隠し味に海鮮も使われているようです。
麺は、いわゆるちゃんぽん麺で、表面はツルツル。あまり腰はないタイプ。
ちゃんぽん麺は中華麺とは違い、かんすいではなく唐灰汁(炭酸ナトリウム約90%)でこねられています。
もっちりとした食感の麺は濃厚なスープと相性がよく、食べ応えがあります。
豊富な具材の上に錦糸玉子がのせられているのは四海樓のちゃんぽんならではの特徴です。
四海楼の創業者である陳平順氏によって中国留学生にお腹いっぱいに食べてほしいと考案された
「支那饂飩(しなうどん)」はちゃんぽんの元祖として知られ、元祖の店として君臨しています。
また皿うどんも、こちらで考案されたのだそうです。
間違いなく外せない店だと思います。
四海樓
住所 長崎県長崎市松が枝町4-5
電話 095-822-1296
営業 11:30~15:00 17:00~21:00 不定休