昨日のことになりますが、大学の先輩であり大好きな友人でもある先生の発表会にお邪魔してきました。
当初は裏方のお手伝いに手を挙げたんだけれど、このコロナ禍で「発表会の規模縮小して動画撮影会にすることになりました」と後日連絡が入りました。そのあと「ちょっとお願いしてもいいかな?」ということで、「なーに?」と問うと、生徒さんたちのために何かいつもと違うことを用意してあげたいので、アドバイスをしてもらえないかとのお話でした。もちろん「私でいいならおっけー!」と即答しました。
これまでにピティナのピアノステップアドバイザーをはじめ、コンペティションや様々なコンクールでも審査のお仕事をさせていただいてまいりましたが、個人教室の発表会でのアドバイスはほぼ未経験なのでドキドキとワクワクとちょっぴりの緊張感がありました。
今年はコンペティションも課題曲チャレンジという形態でオンライン審査になりましたし、ステップも依頼されていた地区の殆どが開催中止となってしまっていたので、筆記用具を握りしめてホールの座席につくのは久しぶりでした。良い意味での緊張感をもって、それでもいつも通り、私なりに生徒さんたちに「ピアノ好きになーれー!」の魔法がかかるように念じながら用意していただいたペーパーにできる限りめいっぱい文字をしたためてまいりました。
久しぶりにファイルとボード、そして愛用の0.9mmシャープペンシルを握ったら、あら不思議。体が勝手に音に反応します。アドバイスのお仕事をいただくようになってかれこれ20年。体に染みついた仕事になっていることを自分が再確認できる機会にもなりました。
書き足りない!もっと書きたい!もっと伝えたい!力の限り褒めてあげたい!…で、ちょこっとそここうしてみたら?ってアドバイスもつけてあげたい!そんな思いもいつもと一緒。何一つ変わりませんでした。
このような状況の中の発表会、いつもとは違う気の使い方も必要です。私自身も7月に教室発表会を決行しましたので、その気苦労はよくわかります。当日まで様々な状況を想定したうえで開催方法を模索するためにはアイディアもいつも以上に必要でしたし、なによりも保護者のかたたちのご協力がなければ開催自体ができません。
しっかりとした対策をされたうえでの開催。主催された先輩に心からの「お疲れさま」を伝えたいです。それからステキな演奏者ちゃんたちに、「ありがとう。これからもどんどんピアノを楽しんで音楽大好きになってね!」と^^。
私もまた以前のように全国のみなさんの気合の入った演奏を聞かせてもらえる機会が早く戻るといいなぁと強く思っています。