今日はちょっと長いです。

 

本日は生徒ちゃんの披露宴に列席させてもらいました。ドアが開く前から涙もろい私は自分の涙腺と格闘してました。彼女もとっても涙もろいので心配してたんだけど、号泣しているのはたぶんご家族以外は私のテーブルだけ。はい、すみません。心優しい同じテーブルについた方が全員もらい泣きしてくださっておりました。

 

私の記憶が確かならば本日は結婚披露宴に伺ったはずなんですが、ホールへ入ったらそこにはびっくりレイアウト。いや、本人から「当日はすっごいたくさん弾くからねっ!」という意気込みは事前にきいてたんですが、お茶目な彼女らしいなぁと思わずクスっとなってしまいました。高砂のド真ん前にででんっと小ぶりのグランドピアノ。それを取り囲むようにゲスト用の円卓が配置されていました(おいおい、ヤル気マンマンやん…)

 

 

 

 

大学時代からペアを組んでいるご友人との連弾でオープニング。プロのフルーティストになった高校時代のご友人とのアンサンブルあり、ソロもあり(私の方がドキドキしてたのは内緒←って書いてる)、新たにご家族となった義妹さんのバリトンサックスとのアンサンブルあり。もちろんご主人との連弾もありました。なおピアノ弾きの嫁をもらったご新郎の心労…ならぬ披露宴あるあるである「ご新郎ピアノチャレンジ!」でした。とてもお上手でしたよ。嫁にがっつりしごかれたんだろうなぁ(笑)。ケーキカットやお色直しはせず、新郎新婦が心をこめてゲストのために作ってくれた動画の上映や演奏が中心のほっこりした会でした。

 

昔話になりますが、本日の新婦は小学校五年生の時にうちの扉を開きました。実は移籍だったんだけどその時点でかなり弾く子でした。どちらかというと感性寄りの演奏だけれど歌心があることはとてもいいこと。ただ、初対面の時に本人と話したことを今も忘れません。彼女は完全にピアノ嫌いになっていました。お母さまの「専門じゃなくてもいい、人生の趣味として続けてほしい」というお話を伺ってお引き受けしました。

 

お嬢様ってば、最初のうちは私に対してもずっとツンでございまして、まぁとにかく扱いにくい娘っ子でございました。ちょっとずつ心の距離は近くなり、1年も待たないうちに何でも話してくれるようになりました。晴れて中学生になってからは反抗期全開。私は生徒たちについては、良い関係を築けているからこそ他人である私にも反抗期を隠さないのだと勝手に思っているので、時に話し合ったりぶつかりあったりして更に強固な絆が生まれたと今も信じています。思えば、当時は親御さんにも随分とこじらせた反抗期を全力展開していました(笑)。でもあの日々は彼女にとって必要な時間でした。だからこそ、今、人に優しく接することができる人になりました。

 

ピアノについても「やっぱり音楽が大好き」に気づいてからは驚くほどの勢いで吸収していき、私の師匠の門下へ出稽古に行くようになりました。そこから後に音大でお世話になることになる先生へと移籍していきましたが、今でもうちにもちょいちょい顔を出しては上達したピアノを聞かせてくれて毎年うちの発表会への出演とお手伝いもしてくれています。

 

小学生だった時にあれだけ大嫌いになっていたはずのピアノ。本人曰く「辞めたかったけど、ピアノが嫌いだけだったわけじゃない」そうで、気が付けば音大に進学しました。小さい彼女がピアノを嫌いになってしまった根本原因について思うところはあるけれど、大切な時期にきっちりと基礎力をつけてくださっていた前任の先生にも感謝します。本人は基本的にマジメなので植物が水を吸うように伸びていきました。そして一見可愛らしく見えるけれど、立派で鮮やかな花が咲きました。私の手を離れてから彼女を育ててくださった先生方にはどんな感謝の言葉でも足りないくらいお世話になりました。

 

彼女が音大を出たくらいからかな?私と「着ぐるみーズ」という謎のユニットを組んで、よく連弾をしています。本日の結婚式のメモリアルフォトやスライドも、私の登場してくる写真はすべて着ぐるみきてるかコスプレしている写真が厳選されておりました。・・・えと、一応肩書は「恩師」ってなってたんみたいなんだけどね(笑)。

 

現在の彼女は後進の指導にあたりながら、演奏活動も続けてくれています。私自身もそうだったけれど、子ども時代に苦労したからこそ、自分の生徒に受け継げるものがあります。具体的に言葉にすることは難しいのですが「それ」は私から彼女に受け継がれ、おそらく彼女の生徒さんたちにも繋がっていくと信じています。私みたいな、ちーと変わった先生出会ったことで人生かわっちゃったかな?と心配することもしばしばでしたが、どうやら杞憂だったようです。

 

本日はご両親さまはじめ、お目にかかったことのあるご親戚のみなさまにも再会できてとても嬉しかったです。親族席に座りたかったくらいです(真顔)。

 

のんちゃん。改めておめでとう。悩んだときはいつでもおいで。先生はいつもみんなのために教室にいるからね。私は産んでないけど、いつだって本当の娘みたいに思っているよ。ずっとずーっと幸せにね。

 

旦那さまへ。うちのバカ偽娘が何かやらかしたらいつでもグーで締めますから遠慮なく言ってくださいね。のんちゃんのことよろしくお願いします。

 

あ、次のうちの発表会7/5なんで開けといてね。

 

 

 

 

 

なお、私は帰宅してアルコール飛ぶ頃を計算して、20時からレッスンしておりましたとさ^^;