2000.11.9 アルベロベッロ
私にはめずらしく昨夜は夜遅くまで起きていたのに今朝も早朝に目がさめる、やはり早起きは得意。特に旅を続けていると朝起きるのがすごく楽しい。毎日「遊んでいる」んだからあたりまえなんだろうけど、今日は何しようかなっとあれこれ思いながら身支度することが大好き。今日は朝から移動デー、一路アッシジへ向かう。9時にアンナさんというかたがお迎えに来てくれるという予定だったけど、なんと8時45分に彼女が来たのでびっくり。約束時間前にやってくるなんてイタリア人にしてはめずらしい。駅まで送ってもらい、9時30分の電車でまずはBariへ。
アルベロベッロではのんびりと田舎ムードに浸れたので街に出るのがおっくうになる。列車はここから11時までひたすらゆっくりと走る。もうみなれたトリルをちょっと名残惜しいと思いながらうとうと。bariで乗り換え予定なんだけど、途中Bari sud estという駅がでてきてここかな?と思ってそばの人に聞くと次の駅だという。見慣れない言葉の駅名ってわかりにくい。乗り換えの駅についてひとまず時刻表をチェック、なんと1時間半も待たないといけない。しかもお目当てのアッシジに着くのは夜の9時すぎというからちょっと不安。とにかくYHへ電話して宿泊予約だけ入れておく。今日はひたすら移動のみの日なので退屈だと思いつつ、キオスク前でぼーっとしているとイタリア人の女の子に声をかけられる。日本人の彼氏がいるというので日本のことをいろいろと聞かれる、かたことの日本語で。語学を勉強するには外国人の恋人を持つのが一番だなって思った瞬間。
その後カフェでお茶していると男の子たちにチャオ!と話しかけられる。人が優しいし、田舎を旅するのっていい。そう思いながら昨日出会ったイタリア在住の方の、「南部に住んでいる人はバカンスもとれないくらい経済格差があるし、女性差別のある国」という話を思い出し、複雑な気分になる。でも旅している分には南イタリアは楽しい。
さて、次の列車はユーロスター、アンコーナまで4時間の列車の旅。地図をひろげながら路線をチェックするとひたすら海岸線を走るというルートでわくわく。ところが私の座席は海側じゃなくってがっかり。気分転換に食堂車へいくと、海側の席があいていたのでそこにすわってラザニアを食べながら車窓を満喫。ヨーロッパの列車にはビュッフェカーと呼ばれる食堂車があって私は大好き。もちろんフードサービスのある車両のことで、どのメニューもやや高めなのが難点。だけど、だいたい「へんな乗客」というのがいなくてみな紳士的な雰囲気で女性の一人旅としては安心してくつろげるのでビュッフェカーがある列車にのったときは必ずといっていいほど利用してしまう。ユーロスターというだけあって、サービス満点だった。ただ途中イタリア人の陽気な団体旅行客が乗り込んできてうるさい~。私の横にすわっていた雰囲気のよさそうなビジネスマンと目があった、苦笑いしていた。
無事アンコーナに到着後、もう一度時刻表をチェックして銀行で両替。アンコーナからフォリアーノまでICで2時間くらい。ここらあたりで日暮れ。車窓からの眺めは真っ暗でなにも見えずヒマ。途中ライトアップされた城塞がみえたりすると本当はいい景色がひろがっているんだろうなって残念に思う。さて、無事に駅についてうろちょろ。どうやってYHまで行けばいいんだ・・・と途方にくれているとちょうどYH方面に帰るとうイタリア人がいたので送って頂くことに。タクシーも見あたらないし歩くにしてもまっくらな夜道、と思っていたので助かった。無事ご親切に送り届けてくれたものの・・・あまりむやみやたらに人を信じるのはよくないのでは、なんて思い、ちょっと反省。YHに到着したころにはくたくた、おなかがすいていたので電話で予約しておいたディナーをいただく。いいスタッフで感謝。同室に日本人の女の子がいて一緒にディナーにつきあってくれるというのでおしゃべり。アメリカに住んでいて、NYで2月から学校が始まるのでそれまでヨーロッパを旅しているという。いろいろと旅の情報交換をする。たのしいおしゃべりのあとシャワーをあびて就寝。
【本日の旅の費用】
切手 15000L
ランチ 5100L
ラザニア 16000L
夜ごはん 7000L
YH 27000L
列車 10500L
トータル 80600L(3869円)