1時間、1日、1週間がまるで何年もの時間に感じ、まるでずっとここに閉じ込められてしまうような感覚に陥る、孤独で閉鎖的な時間。子供の為とはいえ、精神的にどんどん追い詰められていく。

頼みの綱である子宮頸管は一週間ごとの診察で毎回測る事になっていた。

子宮頸管が5ミリになってからは5ミリ前後を何とか保っていた。

31週、32週、33週、

よくお腹も張るし居心地は良くないだろうがまだお腹にいてくれている。

そしてついに

34週が来た。

私がいた病院での双子の出産週数の平均は34週から36週くらいだった。

1人の妊娠だと生産期は37週からが普通だが、双子の場合37週を越えるとお腹の容量の関係なのか、子供の心拍が急に下がってくるリスクが高くなる為に36週から37週までもてば帝王切開で取り上げる予定になっていた。双子でそこまでもてばよくもたせれた方らしい。

小柄な妊婦さんではお腹の容量も小さくなるので34週くらいの出産が多かった。

赤ちゃんの心拍が急に下がって緊急帝王切開になった双子の妊婦さんもいた。
それ程に双子妊娠は母体への負担が大きく、1人の妊娠より何倍もリスクが高くなる。

今、街で昔より双子を見かける機会が増えた気がするのは、日本の医療が発達して昔に比べて助けられる双子が増えたというのも理由の1つではないかと私は思っている。
28週を越えていないと救命しない国もあるそうだから、日本に産まれて良かったと本当に思う。