メトロポリタンオペラのOpening GALA。オペラの季節到来ですー。 | My Diary @ New York

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2007年5月~2009年6月までNYで過ごした私の気ままな日記ブログ。

季節はもう秋。野球シーズンもあと残りわずかでおしまい。


そして・・・芸術の秋、到来です。

今日は、メトロポリタン・オペラのシーズン開幕。「Opening GALA」。

以前から、ぜひ一度行ってみたいと思って、友人たちとチケットをGETしていました。他の公演よりも、結構高くつくのだけど・・・一度観ておきたい。


今年のオープニングを飾るのは、アメリカを代表するソプラノ歌手、Renee Fleming。インディアナ州出身の女性です。(アメリカ人のオペラ好きの人と話してると、この人は圧倒的に人気があるのだなあと実感。)

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会場に到着すると・・・うわさには聞いていたけど、タキシードにロングドレスの人々がいっぱい。

ものすごーい華やかな世界。(私は、友人の結婚式に来てくような普通の黒いドレス・・・。しょぼー)


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お金持ち&セレブ系の招待客のための、Red Carpetもありまして・・・・素敵なドレスの人々が続々。


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そして、18:30に開幕です。4ヶ月ぶりのメトロポリタン劇場。おお、うれしい・・・。


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メトロポリタン・オペラを代表する指揮者、James Levineが入場して、全員起立。国歌斉唱です。

野球場の国歌斉唱は味わっていたけど、タキシード&ドレスの人々が、オーケストラに合わせて歌う様子は・・・ゴージャス。もうドキドキでした。



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今日は、3幕構成。Renee Flemingを主役とした3つの演目。


① 椿姫(La Traviata) 第2幕

② マノン・レスコー(Manon) 第3幕

③ カプリッチョ(Capriccio) ラストシーン


これは、マノン・レスコーのカーテンコール。

主役のRenee Flemingと、メキシコ出身のテノールの男性。

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第3幕、カプリッチョのラストです。舞台も華やか~。


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オペラ自体は、Renee Flemingが無難にまとめた、という感じ。

各演目の一部抜粋ということもあって、盛り上がりに欠ける感が否めないのです。

(もともと、Renee Fleming自体が、可もなく不可もなく、きちんと歌い上げる優等生タイプだからなあ・・・と思うのは私だけ?)


今回の話題の一つは、ロビーのシャンデリア。

5万個のハンドクラフトによるガラスがはめ込まれた、このシャンデリア、1966年にSwarovskiが寄贈したもの。


今年のオフシーズン中に、42年ぶりに取り外して、オーストリアの工場で、ガラスの取替えや補充などを行って、今日初披露。ゴージャス感を増した感じ。(METのHPの関連記事→こちら


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インターミッションの間は、着飾った人々を見るのに夢中になってしまいました。すごい世界だにゃー。



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そうそう、マーサ・スチュワート(右)と、スーザン・グラハム(左)。スーザン・グラハムは、昨年、イフィジェニー(Iphigénie en Tauride)という作品で、ドミンゴと共演していたメゾ・ソプラノ。

この人も、アメリカを代表するオペラ歌手です。


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2階のセレブ席の様子です。

シンデレラのような人々がたくさん・・・。ここ、1席20万円以上するはず・・・・すごいすごい。


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そして、公演は、22:30に終了。

いやー、ゴージャスな一夜でござった。全てが麗しうございました。


オペラよりも、アメリカの社交界の雰囲気を十分堪能できて・・・。

特別な日には、しっかり着飾って、いっぱいおしゃれを楽しむ、アメリカの女性も素敵だなあ、としみじみ。



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PS


リンカーンセンター前の広場は、現在リノベーションの工事中。完成予定は2010年というので、今年は噴水やクリスマスツリーが楽しめないかも・・・・・。

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