季節はもう秋。野球シーズンもあと残りわずかでおしまい。
そして・・・芸術の秋、到来です。
今日は、メトロポリタン・オペラのシーズン開幕。「Opening GALA」。
以前から、ぜひ一度行ってみたいと思って、友人たちとチケットをGETしていました。他の公演よりも、結構高くつくのだけど・・・一度観ておきたい。
今年のオープニングを飾るのは、アメリカを代表するソプラノ歌手、Renee Fleming。インディアナ州出身の女性です。(アメリカ人のオペラ好きの人と話してると、この人は圧倒的に人気があるのだなあと実感。)
会場に到着すると・・・うわさには聞いていたけど、タキシードにロングドレスの人々がいっぱい。
ものすごーい華やかな世界。(私は、友人の結婚式に来てくような普通の黒いドレス・・・。しょぼー)
お金持ち&セレブ系の招待客のための、Red Carpetもありまして・・・・素敵なドレスの人々が続々。
そして、18:30に開幕です。4ヶ月ぶりのメトロポリタン劇場。おお、うれしい・・・。
メトロポリタン・オペラを代表する指揮者、James Levineが入場して、全員起立。国歌斉唱です。
野球場の国歌斉唱は味わっていたけど、タキシード&ドレスの人々が、オーケストラに合わせて歌う様子は・・・ゴージャス。もうドキドキでした。
今日は、3幕構成。Renee Flemingを主役とした3つの演目。
① 椿姫(La Traviata) 第2幕
② マノン・レスコー(Manon) 第3幕
③ カプリッチョ(Capriccio) ラストシーン
これは、マノン・レスコーのカーテンコール。
主役のRenee Flemingと、メキシコ出身のテノールの男性。
第3幕、カプリッチョのラストです。舞台も華やか~。
オペラ自体は、Renee Flemingが無難にまとめた、という感じ。
各演目の一部抜粋ということもあって、盛り上がりに欠ける感が否めないのです。
(もともと、Renee Fleming自体が、可もなく不可もなく、きちんと歌い上げる優等生タイプだからなあ・・・と思うのは私だけ?)
今回の話題の一つは、ロビーのシャンデリア。
5万個のハンドクラフトによるガラスがはめ込まれた、このシャンデリア、1966年にSwarovskiが寄贈したもの。
今年のオフシーズン中に、42年ぶりに取り外して、オーストリアの工場で、ガラスの取替えや補充などを行って、今日初披露。ゴージャス感を増した感じ。(METのHPの関連記事→こちら )
インターミッションの間は、着飾った人々を見るのに夢中になってしまいました。すごい世界だにゃー。
そうそう、マーサ・スチュワート(右)と、スーザン・グラハム(左)。スーザン・グラハムは、昨年、イフィジェニー(Iphigénie en Tauride)という作品で、ドミンゴと共演していたメゾ・ソプラノ。
この人も、アメリカを代表するオペラ歌手です。
2階のセレブ席の様子です。
シンデレラのような人々がたくさん・・・。ここ、1席20万円以上するはず・・・・すごいすごい。
そして、公演は、22:30に終了。
いやー、ゴージャスな一夜でござった。全てが麗しうございました。
オペラよりも、アメリカの社交界の雰囲気を十分堪能できて・・・。
特別な日には、しっかり着飾って、いっぱいおしゃれを楽しむ、アメリカの女性も素敵だなあ、としみじみ。
PS
リンカーンセンター前の広場は、現在リノベーションの工事中。完成予定は2010年というので、今年は噴水やクリスマスツリーが楽しめないかも・・・・・。















