ブロードウェイ・ミュージカル 「Wicked」 ・・・・名作だなあ。 | My Diary @ New York

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2007年5月~2009年6月までNYで過ごした私の気ままな日記ブログ。

働き始めて2週間が過ぎました・・・・・・。

身体は結構大丈夫。でも、集中する持久力が減退してしまったようで、脳みその疲労度が結構なもの。

月>火>水>木>金・・・・と、衰えていく日々です。


仕事の話は今度ゆっくり書くとして。


今日は金曜日。明日はお休み!!

1年半の間、毎日が休日のような生活だったので、この種のメリハリは、改めて嬉しいものです。


東京では、職場の友人や仲間と、「軽くいこう!!」と、必ずビールに繰り出してたけど、ここはNY。

職場の人と一杯なんて、年に数回しかありえなさそう。旦那氏は、この2週間フルに仕事の予定あり。


昨日、初の給料日だったし、疲れた脳みそが音楽を欲してるように思えるし、仕事帰り、1人でふらりとミュージカル「Wicked」を観に行ったのでした。


当日チケット買って、近所の安ビストロで、スパークリングワインで一人乾杯&サンドイッチ。

「お疲れ~!」。(ああ、虚しい。東京時代に一緒してくれた友人たちが恋しい。)


肝心のミュージカルは、直前チケット&1人分なので、今回も、端の方ながら、前から4番目のなかなかいい席。楽しみです。


wicked


Wickedは、2回目。

昨年観に行ったのですが、予習不足で意味も分からないところがあって、もう一度じっくり観たいと常々思っていました。


Wicked

Gershwin Theatre/51st Street (between Broadway & 8th Ave.)

この劇場、「Gershwin Theatre」は、他のミュージカルの劇場よりも設備が格段によくて、席の段差もきちんとついてるので、後部座席でも十分楽しめそう。座席数も、1933席と圧倒的に広い。お金かかってます。

(Jersey Boysとか、In the Heightsとか、Spring Awakeningとか、Hair Sparayなど、1200~1300席だから、1.5倍の規模。)


前から4番目の端の方の席。ステージはこんな感じに見えます。


wicked


ご存じ、オズの魔法使いの裏話編。

緑の肌を持って生まれてしまったエルファダと、白人ブロンドの美人グリンダの2人の女の子が、友情を築き、あたためていく過程、そこから恋をしたり、冒険したり。しかし、オズの魔法の世界で決断を迫られて、運命がどんどん別れていってしまう・・・・。


魔法使いの話なんだけど、人生の社会のいろんな要素がぎゅーっと詰まってるような。

笑ったり、びっくりしたり、ほんわかしたり、泣けちゃったり。

なんだか改めて、いいミュージカルだ・・と心から感動した次第。名作です。


今、緑の魔女、エルファダ役を演じてる女性は、ロンドンで1年半この役を演じた経歴を持ってて、ロンドンでAwardを取ったそうです。落ち着いたいい演技。いい声。

グリンダ役は、前回観た時の方が、うまい女優さんだったかも。

いずれにしても、Wickedでこの2つのどちらかの役を演じた人は、その後もブロードウェイ&TVや映画で活躍する花道を通ってる人がすごく多いことを感じるので、そういう面でも、注目のミュージカルだなと思います。


さて、近くで見てたら、出演者の顔を間近にみられるので・・・。

いろんな役を兼務してる役者さんが多いことに気づきます。

パンフレットをよく見たら、総勢30人強。学生とか、市民とか、猿とか、農民とか、そんな「その他大勢」的な役を、15人~20人のスタッフでこなしてる・・・。

毎日拘束されてしまうわけだから、コストなど考えても、そういうものだとは思うけど、まあ、よく何度も衣裳を着替えて、踊り、歌えるものだと、「プロフェッショナリズム」というものを改めて。


さらに、パンフレットのスタッフ欄をよーく見ると。

主な配役に対して、「Stanby」の役者さんが1人ずつ。

そして、主役である、エルファダ約、グリンダ役は、「Stanby」1名に加えて、「Understudy(研修中?)」が1,2名。ちゃんと配役欄に書いてある。


常に、3,4名の女優さんが、1つの役をこなすべく日々練習に励んでいるのだなーと。

同時に、研修中の女優さんは、いわゆる「その他大勢役」として、日々舞台に立ってるようですよ。・・・このどこかに、未来の主役がいるんだなーなんてしみじみ。


役者さんの層の厚さ、やっぱりアメリカってすごいー。

そして、厳しい世界だ。


Anyway 金曜日の夜、へとへとに疲労した頭もすっかり元気に生き返った感じ。

素敵なミュージカル鑑賞でした。もちろん、最後は観客全員スタンディングで拍手喝采。


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さて、ブロードウェイ・ミュージカルは、32つもあるそうです。(Offは別。)

そのうち、「Rent」が、9月7日に終了しちゃうけど、それでも31。意外と多いものですねえ。

数えてみたら、私は、10つしか見てない・・・。


余計なお世話だけど、自分の中のミュージカル番付、途中経過を。

帰国するときに、自分の中で決めておきたいんですけどね。


No.1~3   「Wicked」、「In the Heights」、「Jersey Boys」 で悩み中。(全部カラーが違うんだけど。)

          それぞれ、もう一度観たい。


No.4     「Spring Awakening」 これも、もう一度観たい。主役が最近変わったし。


No.5     「Phantom of the Opera」 東京から来るゲストのリクエストが最も多いので、きっとまた行きます。


さらに、他のミュージカルを制覇したいか・・・?うーん、微妙。

上記の5つをもう1回ずつでも観にいけたら、それだけで満足、という気がしてます。


偏ってる??


他にも見るべし、があったら、ぜひこっそり教えてください。