セントラルパークでのんびり走る。の巻。 | My Diary @ New York

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2007年5月~2009年6月までNYで過ごした私の気ままな日記ブログ。

今日は、5月11日(日)。母の日。


朝いちばんに、九州の母に電話して、口頭で「ありがとうー」。

久しぶりの電話だったので、何かと話すことが多くて、長電話になりました。


そして・・・6月に母がNYへやってくる!のですから。

母滞在の1週間が、今年の母の日Daysなり。頑張らなくっちゃ。


さて、そんな午後、セントラルパークへ散歩&走りにふと出かけたくなり、行ってきました。自転車レースに出てから、ちょうど一週間。せっかく身体を鍛えるきっかけになたので、維持させなきゃ、と思いまして。


うちから、セントラルパークまでは、約10分。

1ドル札5枚に、スタバカード、NYUの宿題プリント数枚折りたたんで、カメラ、と。ぜーんぶパーカーのポケットに押し込んで、と。手ぶらが一番。


暖かくなったものの、まだ暑くはない日曜日の午後は、ジョギング、自転車、お散歩、ピクニックの人たちでいっぱい。


公園入り口から、ジョギングコースに乗っかって、走ったり、ちょっと早歩きしたり。そうこうしながら、北のほうへ向って。


90丁目前後に位置する貯水池周りの遊歩道へ。

ここ、舗装してない土の歩道で、ジョギングコースとして有名な場所。(ザ・エリートサラリーマンのマメダマメオ氏も毎日走ってる模様・・・。会えるかもしれません。)


1周3.2キロ。


ここで、1周だけ、「走り続けて」みる。


central park


走ってる人もさまざまで、私のように、ぜーぜー言いながら、ヨタヨタ走ってる人もたくさんいます。

その一方で、本格的に自分なりのタイム狙ってる人たちも沢山。

毎日、毎日、走ることを自分に課して、ここまで走れるようになるんだろうなあと、尊敬のまなざしでみてしまう。


central park


軽い身のこなしで通り過ぎてく人たちを見送ってる間に・・・自分の中で思い切りタイムワープしてました。ここ最近思い出さなかったシーンが次々に。


私、大学時代、体育会の競走部(陸上部)に属してたのでした。

高校時代、陸上部で、タイムはからきしダメだったんだけど、800mとか、1500mとか、3000mとか、中くらいの距離を走るのが好きで。大学に入学して、競走部に入部願いだしたんだけど、その頃、部員は105名の男子に女子3名。(しかも、全員4年生で、すぐに女子一人ぼっちになったのである)。


「インカレ出場可能な記録を持ってる女子以外立ち入り禁止。」と断られたのをねばりにねばって、マネージャの雑用しながら、時間があるときだけ練習する条件で、ようやく入部したのですよ。


高校の趣味と違って、プロ色の濃い体育会。

待ってたのは、悲しいくらいに「個人」競技の陸上。

仲間たちが、それぞれの個性や持ち味で、練習に打ち込んでる様子をずーっと見てきました。


決して明るくないイメージの陸上競技。

実際、そのとおり。


毎日毎日、自分と、誰かと、数字と、戦ってる。それだけ。


たった100m走るだけなのに、スタートの一瞬、スタートからの立ち上がり、その後の20m、中間走、最後のゴール、それぞれの瞬間、瞬間、の練習。身体のバネ鍛えるジャンプ、etc.etc。そして、走るのに使う身体中の筋トレ。


サポートする雑務も大変だったけど、毎日暗くなるまで、一生懸命だった、部員の仲間たちの姿が次々と頭に浮かんで、セントラルパークでのんびり走ってる私もなぜか足を止められなくなっちゃう。


あんなひたむきさ、忘れてない?


central park


6大学対抗やインカレで顔を合わせる中には、オリンピック選手や国体選手もいて。「よォ、元気ー?」くらいに声かける知り合い(たまに飲み仲間)になってました。(サインもらっておくんだった、)


陸上は、天性のモノが影響しやすいのは事実だけど、そんなスーパースター達の練習へのストイックな姿、試合前の精神集中の凄味、など忘れられません。。。


あんなに何かに集中して勝負かけたこと、あったっけ?


central park

そうそう、いつも同じ部分をケガしてばかりの同期がいました。右ももの肉離れがくせになっちゃって。

ある年は、1年間ずっと試合に出られず、まともに走れることさえできず。

でも、彼は、一日も休まず、毎日毎日、暗い筋トレ場で、ケガしてる部分以外の全てを鍛えて。走れる選手の練習を手伝って。イメージトレーニングに取り組んで。


個人主義の部だけど、彼がようやく走れるようになった時、嬉しい気持ちを、部のみんなが共有したよ。そんな思い出も。


試合に出れない時期も、どんな時期も、絶対止まらないで、コツコツ準備しとくんだね。止まっちゃダメだよね。

あれ?それって今の私に必要なこと?


たくさんの部員の仲間がいて、そんなみんなのひたむきに取り組んでる姿が、次々と浮かんでは消えて、浮かんでは消えて。それで、なかなか立ち止まれなくなっちゃったよ。


過去の仲間が、今の自分の励みになってくれる、嬉しい気持ち。



central park


貯水池を出て、帰宅する途中、芝生の上で、ストレッチ。(まだ気分は、競走部の仲間になりきってるのである。)


・・・・新緑がきれいな時期ですね。


central park


そのまま、しばし寝転がって、宿題のプリントを読んで、なんちゃって勉強タイム。

新緑と空ですよー。


気持ちいいー。眠りこけそうです。


central park


日曜日午後、計3時間のセントラルパークでした。

思い切り森林浴。


そうそう、公園内部の西側、66丁目付近に、ずっと気になってるレストランがあります。


Tavern on the Green


今日は、母の日だからでしょうか。いつも以上に混雑。


central park


公園の緑の中、ゆったりしたレストラン。

もうすぐガーデン席も解放されるそうです。


母がNYにきたら・・・・ここに一緒に来てみよう!と決めた!


central park


大学時代の仲間たちのいろんな姿に思い出に、背中を押してもらって、ようやく家にたどり着いた、私の日曜午後。


みんな元気にしてますかー?みんなのあの頃の頑張りに、励まされてるよ。