アメリカで習うフランス・パン作り 3日目  | My Diary @ New York

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2007年5月~2009年6月までNYで過ごした私の気ままな日記ブログ。

パン講座も、今日は3日目。


今日は、Challah(シャラー)というJewishのパン、Pain Boudelaisという、Whole Wheat(全粒粉)やライ麦たくさんのパン。それから、クロワッサンとブリオッシュの下ごしらえ。


まずは、Challahです。日本では見かけないけど、NYのパン屋さんは普通に売ってるこのパン。Jewishの人々は、金曜日の夕食時に、このパンに布をかぶせて祈りをささげるのだそうです。


パンの生地は、ブリオッシュに似てるリッチ系パン。卵たっぷり。砂糖とハチミツも。そして、ブリオッシュではバターを使うのに対して、オイルを入れる。

1チームで作る分量が、小麦粉2.5キロ。これに対して、全卵 9個+卵黄14個を加えるのですから・・・・これはリッチ。


分量を混ぜて、発酵させて、150gずつの塊に分けて、少し休ませた後・・・。

全て、1フィート(30cm)の長さの棒状に、くるくる伸ばします。


まずは、先生のデモンストレーション。

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2本の生地を、くるくる巻いて、まずは基本形。うんうん、これなら出来そうだ。


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その後、3本使うバージョン、4本使う難しいバージョンを立て続けに、デモンストレーション。

4本は、こんな風に、先端をくっつけて・・・


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編み編み、していく。ノートをとるにも、なかなかうまく書けない・・・・・汗


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4本使うと、ほら、こんな風に、お店で売ってるシャラーっぽくなります。


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各自、一生懸命編み編み。


一緒のチームのDさんと私は、意外にも、うまく編めてしまって、ちょっとご機嫌。仕上げに、卵を表面に塗りながら・・・・記念写真をパチリ。


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さらに、発酵させて、オーブンでゆっくり焼いて、出来上がり。


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さて、次は、Pan Bordelais。Whole Wheatを使ってると、健康的な感じがする・・・ようで、メンバーの関心も並々ならぬものがあります。日本の玄米ブームみたいなものかな。


通常の小麦粉を減らし、その分、全粒粉とライ麦をごっそり入れて、手触りもごわごわのパン生地。

これを、かごの中でゆっくり発酵させて、焼く直前に、専用のかみそりで表面をカット(「Scoring」といいます。)。


カットの深さ、角度も、パンへの加熱具合を決める重要なファクター。

先生の腕と説明に、みんなでほれぼれラブ。プロの熟練というものには、つくづく頭が下がります。


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焼き上がり、でし。


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そして、最後にクロワッサンの下準備へ。

パン生地をしっかり発酵させたものに、バターをぴっしり包んで。


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伸ばして伸ばして、さらに折り込む。


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生地を休ませる暇もなく、折っては伸ばし、折っては伸ばし。

(フランス人の先生に習ったときには、もっと丁寧に進めてた・・・・このせっかちさは、合理的なアメリカ人らしい??)


最後は、生地を三角形にカットして・・・。


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くるくると巻いて、クロワッサンの形にして、さらに発酵させる。

これ、先生の作ったクロワッサン・・・先生、こんな雑~でいいの??(フランス人が見たら、怒るんじゃなあい??)


アメリカでは、これも「全然あり。」みたいです。

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今晩は、お世話になってるエリート銀行員のマメダさん、近所のM子のところに寄って、大量のパンを引き取ってもらい、帰宅。



PS

今日のマカナイ。サラダに、ラザニア。そして、タマネギとりんごをシナモン風味で煮込んだもの。シナモンの強い、タマネギ&りんごは、ちょっと私には・・・だったけど。

クラスの皆は「美味しい!・・・なんで残してんの?」だって。食文化の違いか?


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