ポケモンブログの方では紹介したかもしれませんが、
キューバ人作家、レイナルド・アレナスの『夜になる前に』という本です。
フィデル・カストロの独裁政権の中、様々な出来事を経験しながら生きたアレナスの自伝です。
死ぬ直前に書いたもなのです!
この本の何が面白いって、出てくる男の大部分が同性愛者!!!
キューバといえば、世界で一番同性愛者が多い国で有名ですよね。
アレナス自身も同性愛者なのですが、カストロ政権では、同性愛は迫害の対象にあったんです。
そんな中アレナスはいかにして生きたのか・・・。
物語としては、本当に悲惨で、そしてリアルに当時のキューバ人の生活を見ることができます。
アレナスがこの物語を書き始めた時、先にも述べましたが、もう体が言うことを効かないような状態だったので、本自体は分厚いのですが、70以上の短編で、彼の出来事が綴られています。
なので非常に読みやすい!
そして、内容も面白い!!
オススメの一冊です。