「もう1本」「もういっちょ!」などなど、柔道やラグビーなど、スポーツ界ではよくある掛け声ですが、私も学生の頃はラグビー部でこんなことをやっていたなと思い出します。
何事においても「諦めたら終了」とよく言われますが、10年間ラグビー部にいたおかげで、このあたりの精神力は普通よりは多少鍛えられてきました。
仕事をしていて、思い通りにいかない事なんて90%以上がそうだと思います。
ただ、そこで相手のせいにしたり、環境のせいにしてしまったら、それこそ「終了」だと思います。
「もう1本」の精神が重要です。
ダメなら、なぜダメなのか原因をしっかりと洗い出し、改善する。
私自身も「もう1本」の精神で、自社の中国法人と取り組み方を大きく変えました。
一番の変化、以前に比べて「権限移譲」を行なっています。
現地の責任者が、何を報告すべき、何を決めるべきで、何を相談すべきかなど、これもひたすらに「もう1本」の精神で来ては跳ね返し、来ては跳ね返しの繰り返しのコミュニケーションにより、いまではほとんど決定に口出しをする事も無くなり、大幅に業務も改善され精度を高めることが出来ています。
どんな些細な事にも「報告+対策」がセットとなり、それが、少しずつ企業としての色として出てきました。
我々にとって中国法人は「要」であり、生命線でもあります。
とにかく、軸をブラさずに、企業としてクライアントの要求に応じながら、自社も成長をしていく。
「もう1本」
この精神、忘れてはならないと再認識しました。