改めてとなりますが、
あけまして、おめでとうございます。
今年も、ここを覗いてもらえる方には、
色々と、ご容赦のほどを。
みなさんに吉報が届くことと、
健康が続くことを願います。
さて、三が日が過ぎれば、ぼちぼち164回の日商簿記の試験結果
が届く頃と思うので、1級を受けた方はこれを契機に公認会計士
試験や税理士試験、全経を視野に入れるのかと思います。
では、講評。
会計学編です。
○会計学 164回試験
●問題構成
問1が正誤の出題。
問2が、包括利益を含む連結会計題。
●難易度
★★★★☆
●評価・感想等
難易度は年末にゲロリましたが、少し高め。
私の難易度評価は足切が基準なので、本来なら★は3つでいいでしょう。
問1が10点、問2が15点配点(東京CPAを参考)ですが、これも分からないかもなと。
ただ、足切のリスクは低いですが、私もよくミスるように、集計ミスが
生じやすいのが連結会計の怖さで、包括利益の問題は、市販の標準的なテキストにも
セット問題としてはあまり載っていなく、TACさんの直前対策の問題などで
しか目にかけることもないと思うので、私が言うような対策ではカバーできない
ものでもあります。なので、独学でやる時は、とりあえず解き方だけを覚える
形になりやすい論点ではないかと思うので、この難易度評価にしています。
結論としては、その他の包括利益も含めて、私が理解している範囲をまた後日別で
やろうと思いますが、なぜ、この項目があるかということが、独学者には
掴みにくいと思いますので、まずは会計基準を読むことが大事なことになると思います。
なので、
・包括利益を表示する理由
・その他の包括利益とはなにか
・個別財務諸表上のその他の包括利益の表示
・連結会計において意識するべき(必要となる)こと
(連結会計とはなにか?何をするのか?)
・外国子会社の連結財務諸表上の位置づけ
ということが掴めないとかなり分かりにくいと思います。
特に、個別財務諸表における包括利益とその他の包括利益のイメージがないと、
為替換算調整勘定を除いて理解しにくいと思いますので。
なので、読み解く上での論点が多いこともあげられるわけです。
問1は会計基準を知っていますか?という呼びかけなので、特にコメントはありません。
以上になります。