今日は、参議院選挙の開票日である。

 

 昨日の凶報から様々なことがあり、

 故人を偲ぶこともなかなかに許されないほど、

 報道が過熱している。

 

 場所によっては、火に油を注ぐような風聞も散見され、

 甚だ遺憾の極みでもある。

 

 先刻、奈良県警の会見の動画を視聴したが、

 これに関しても報道関係者の質問が場をわきまえておらず、

 質問の方向性が間違っていると感じざるを得ない。

 

 また、県警としての会見の迅速さには、評価をできるが、

 もう少し時間を置き、精査してからの方が良かったのではないかと

 思わざるを得ず、危機管理の面において、憂慮を得ないものではなかったかと

 思う。

 

 役人答弁と、的を得ない質問は甚だ不快で、

 これは最早、県警の問題ではなく、国家の問題であるから、

 なぜ、警察庁が表に出ず、奈良県警の本部長一人に押し付けたかが、

 私には信じられない。

 

 今の段階で県警も会見を開くなら、

 一つは、今後の対応と一定の責任についての言及、

 県警では対処できない事案と素直に述べるべきであったと思う。

 (責任等は述べているが、行政の立場上、答えられる範囲内。)

 

 その意味で、問題の中心を指摘できなかったのは、

 メディアの責任ではなかったのかと、思わざるを得ない。

 

 最悪の結果のなったからこそ、取り返しがつかない事案が生じ、

 影響が他方に及んで今後不幸になりうる人がさらにでるであろうから、

 今回は、本意ならずも筆を執らざるをえないと思い、綴っている。

 

 私も、一定の節度を持ってはいるが、どうしても言いたくならざるを得ない。

 

 

 改めて、方々のご心痛の程、お察し申し上げます。