平家の再評価が進むも・・・

 

 まあ、この潮流はいいことである。

 ただ、平知盛の再評価が進むも、源義経をはじめ源氏の

 評価の見直しがされないのは、苦々しい。

 (頼朝以外は本当に・・・特筆すべき謎は義経の評価)

 知盛だけではなく、平家には他にも優秀な武将が多いが、

 平清盛は、万能の巨人であるのに、政治は評価されても、

 軍事が評価されないのは本当に問題である。

 

 実力、知力では圧倒的に平家に勝るものはなく、

 源氏が劣等して目を覆いたくなるのが事実であるが、

 その通り行かないことが人間の世でなんともいえない。

 まさに、諸行無常・・・

 

 ただ、知盛は優秀であるが、ヤンウェンリー提督がローエングラム

 を追い込んだときにけりをつけなかったように、

 その人柄から、人柄につけこまれたことが、不の要素に働いたように、

 けして欠点がなかったわけではない。

 

 その他にも、護良親王や北畠顕家、足利義教のように、いまだ正当な

 評価をされていない人物は多い。

 

 過大に評価される戦国3英傑も見直されることを思うが・・・

 

 世の中には上手くいかないことがたくさんあるからこそ、

 教養というのは大切なんだと、謙虚にならないと、と思うのである。