今日は手術で入院する
兄のお見送りと
甥っ子のお留守番お手伝いに
兄家族の家に行ってました。
非常に希少な病で
症例も少なく先生たちも
分からなことだらけで
すべてが手探りの治療。
つらい治療の数々を
数年にわたって
乗り越えてきた兄。
どんな時も一番近くで
ともにあり支えてくれた義姉。
手助けしたり
励ましてくれたり
祈ってくれた方々。
本当に多くの方々や
多くの目に見えない存在によって
兄は生かしてもらってきたんだなぁと
しみじみありがたく思います。
治療をしてもしなくても
体への負担が大きくなり
非常に忍耐強い兄も
きつそうなのは年始の時と同様
一目瞭然になってきました。
家族のためにも
ライフワークのためにも
治療法や効果が未知でも
副作用がきつくても
少しでも可能性があるならと
あきらめずに何度も色んな
治療に取り組んできた兄。
私からかけたい言葉
かけられるような言葉は
「ありがとう。大好き。ありがとう。大好き。」
のループと
「無理しないでゆっくり休んでね」
以外はだいぶ前からもうなくて。
だから今日はただ手をにぎって
見送ってきました。
ありがとう。大好き。
今日、面と向かっては言ってないな。
今日言える状況では
なかったけど、あかんな。
今までもメールでしか
伝えてないのもあかん。
今度会った時、
面と向かって伝えなくちゃ。
兄はしばらくメールを見れないかもしれないけど
「ありがとう。大好き。」は先程メールしました。
語彙力がないのはあるれど
つらい治療を重ねる兄に
なんて伝えたら良いのか
さらに兄にとって
どうなったら良いのかすら
私には全く分からなくて
祈りの言葉もすぐに
出てこなくなりました。
だから兄と
ひいては兄家族にとって
最善最良となるようにと
信頼して委ねています。
関わる人に良かれと生きて
沢山感謝されてきた兄。
委ねても委ねなくても
自然に最良になると思って
安心して委ねられます。
でも私が少し不安になって
祈りたくなった時は
最善最良になるようにと
委ねる祈りをさせてもらって
心穏やかにさせてもらってます。
ところで今日は
どんな時も思いやりとユーモアを
欠かさない兄がとてもしんどそうで
言葉少なでした。
だけど大阪の病院の病室に入った後に
今から治療を開始するという兄から
今日のお礼と今までのお礼
退院するまで色々とお世話になります
家族をよろしくお願いします
と両親、妹の私にメールがありました。
本当にいつも律儀で
理性的で家族思いの兄。
誠意をもって
関わる全ての人を大切に
真面目にコツコツ
実直に努力して努力して
生きる姿を見せてくれて
本当にありがとう。
ホント絶対まねできない。
でも心から尊敬できて
大大大大好きな人が兄であること
幼い頃から一緒に過ごせて
その姿を当たり前に
見てこれたこと
本当にあかんたれな
妹なりに多少影響を
与えてもらっていると思って
ありがたく思います。
にいさん、今日は勝手に
にいさんのことを
書いてごめんね。
自分以外の事を書くこと
できるだけ避けてきたけど
私の思いをどうしても
書きたくって
今日は書かせてもらいました。
そしてこのような話を
最後までお読みくださった方
ありがとうございます。
心を寄せてくださる方にも
見守ってくださる方にも
感謝しています。
ホント軟弱でぐうたらで
往々にしてバテたり
だらーとしちゃう私ですが
私も兄を見習って
１日１日を大切に
しっかり私を生ききるぞ
と改めて思っています。