7月29日(日):

198ページ  所要時間1:30      図書館

著者53歳(1960生まれ)。サイエンス作家。14歳の世渡り術シリーズの一冊。NHK「サイエンス・ゼロ」によく出ている。

すごく当り前のことが書き出されている。納得はするが、驚きはない。著者はエリートだが、自分のことをバカだと思いそうになったことが何度もあるそうだ。嫌みではないが、共感もない。字の量が少なく、楽に冊数を稼げた。

*「重力列車」の問題:地面に井戸を掘って、地球の向こう側に突き抜けた穴に飛び込んだら?  
   A.42.24分で反対側に到達する。そして、逆に落下、それを繰り返す。90ページ

*夜行性だと、色がたくさん見えても仕方がないので、目が退化して、だいたい二原色になっちゃった。今でも猫や犬など、ほとんどの哺乳類は二原色のままです。猿の一部、そして人間は、恐竜が滅んだあとに昼間の生活に戻ったから、突然変異により、三原色まで「復帰」したんです。ちなみに鳥の目は紫外線が見えるので四原色である。144ページ

*熟成は待ってるしかないんです。やったうえで。待ちながら、続けていく。そうすると、あるときフッと成績が上がる。177ページ

*バカをこじらせている人はよくこういいます。「やろうと思えばいつだってできる」/聞いたことありませんか? でも、残念ながら急にはできないんです。/こうしようと決意し、目標を設定し、それに向けて行動を変え、成果を出す――そういう経験をしたことがない人がそういうんです。このような人は、自然といつの間にか、時間と成果を比例関係で考えてしまっているのです。先ほどの例の図ですね。/「いつかやる」「やればできる」「今はやっていないだけ」/確かにそうでしょう。でも、いつ? 何を? どうやるの? すべてが漠然としています。なんとなく、アタマのなかで思っているだけ。妄想に近い。そして、いざやりだしたら努力の分だけ成果が出ることを前提にしています。やったことがない人の特徴です。それは甘い!/とっても重要なので繰り返しますが、努力と成果は比例関係じゃないんですよ。183~184ページ