こういうのを死闘と言うのでしょう
10月7日(土) @楽パ
E 5-5 H
先発:岸 先発:スチュワート
2回ウラ、村林くんタイムリーで2点先制。
3回、タイムリー3B打たれて1点差に、
更に2ラン被弾で逆転許す、2-3。
4回、犠飛で追加点され、2-4。
岸くん4回4失点で降板。
5回、翔天くんも犠飛で失点、2-5。
6回ウラ、辰己くんが同点3ラン!!
その後、両軍リリーフが踏ん張り、
12回までの死闘が繰り広げられるがドロー。
SBさんのCS進出が決まり、
イーグルスの命運は10・9決戦へ。
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こういうのを死闘というのでしょう。
2-5までリードを広げられながらも
辰己ムランで一気の同点劇、
ベンチのほぼ全員を使っての12回まで戦い。
シーズン最終盤にスゲー試合するもんだ…。
緊張と興奮と感動のるつぼの中、
ふと冷静になった瞬間につくづく思うのであった。
もっと簡単に勝てた試合、シーズン中にいくつも
あっただろうに…( ̄▽ ̄;)
ペナントレース終盤あるある。
6回、2死走者なしから四球・ヒット→3ラン!
の劇的な流れ、2死からでも何でも起きる
野球の醍醐味がド派手な印象の試合。
ですが地味な野球の良さも
そこここにあった試合でした。
ハムの松本剛くんが、今季引退の谷内くんから
聞いたとして紹介してたと思うんですが
「ミスをした方が負けなんじゃない、
ミスをカバーできなかった方が負けなんだ」
というような言葉。
すっごいいいな、コレ…と思ってた矢先、
この試合でそれをめちゃくちゃ感じた。
岸くん、翔天くんがやっちまった失点を
取り返す野手陣。
安楽くんが作ってしまった満塁ピンチに
出て行って無失点で切り抜けた藤井くん。
押し迫った10回に痛恨エラーしてもうた
村林くんを救った、大地くんの好プレー。
12回、先頭をエラー出塁させた裕季也くんを
救ってくれた内くんの投球…。
ミスはあったもののそれを誰かがカバーして
踏ん張り続けたという意味でもイイ試合でした。
やはり「誰かの為に」は強い。
特にこの試合のリリーフ陣は頑張ったなぁ。
ブルペンの大将?松井くんの
500試合登板記念試合のせいか、
特にブルペンの気合を感じました。
セーブ王確定した松井くんがブルペン陣の
仲間のお陰というコメントをしていましたが、
本当に結束してる運命共同体なんですね。
不測の事態に備えての酒居くんだけ残して
ベンチ入り全投手が登板。
終盤の同点場面が一番きついと言われる
リリーフ登板で、どの回も1点取られたら
シーズンおしまいかも…くらいの緊迫感。
特に回またぎを敢行した藤井くん、
内くんには感謝の言葉しかありません。
藤井くんは前の回1死満塁で登板、
ピンチ切り抜けたのにその次の回も…
というタフな登板でした。
しかもその間に3ランでの同点という波乱展開、
球場の雰囲気もただ事ではない中。
一度極度に張りつめてから解放されると
もう一度気持ちもってくのが難しいと聞きますが
そこで次の回も見事に無失点!
同点劇の立役者は藤井くんかも!なのです。
そして同点の11回12回を無失点で投げ切った
内くんには賞賛の言葉しかありません。
試合を、シーズンを、決める最後の2回を
21歳の右腕に託す選択をしたベンチもアッパレ!
私としては、ここは酒居くんの方が安心では?
…と内心思っておりましたから。
あそこを若き内くんに託す勇気、感心しました。
そして、それに応える内くんのハートの強さよ。
12回なんか先頭がエラーで出塁っすよ…
点入る匂いしかしない展開、バントも決められ
1死2塁になるも、二人を打ち取りました。
マウンド上の内くん、絶叫しながらの投球。
収音マイクで拾った…と言うレベルではない
スタジアムに響くほどの絶叫投球。
鬼気迫るとはこういうことか…と。
その姿に心震えました、ともんが賞です。
さて、これでCS出場の条件はシンプルに。
最終戦に勝つのみ。
「10・9」…パの歴史上、なかなかに意味深。
歴史に残るには絶好の日付。
勝者として歴史に残りましょうぞ!