ヤクルトさんのしたたかな強さ
5月28日(土) @楽パ
E 4-11 S
負:早川 勝:木澤
2回ウラ、大地くんタイムリー2Bで先制。
4回ウラ、佳明くん&マルモさんの
タイムリーで2点追加、3-0。
相手先発高梨くんをKO。
が、5回、先発早川くん突如の乱調。
3ランで一気に同点にされると、
四球からピンチ作り内安で勝ち越される。
石橋くんに投手交代するも2ラン被弾。
更にピンチ作ってタイムリー浴びる。
この回、あり得ない7失点、3-7。
7回、翔天くんが犠飛で1失点。
8回には小峯くんが満塁から
走者一掃打を浴びて3失点。
9回ウラ、浅村くんが焼け石に水のソロ。
今季初の二桁失点、2位SBと0.5差。
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このパターンの負け方がありましたかぁ。
最近には珍しいタイムリーが序盤にポンポン。
タイムリーどころかヒットさえお久しぶりな
大地くんやマルモさんのタイムリーで、
おお!今日は違う展開、打ち勝つ展開か?
…との希望的観測はあっという間に破れ、
あぁ…このパターンの負けがありましたか、
こういうの久しぶりですね…っていう
逆転負けでの大敗となりました。
打線はイマイチでも、先制さえすれば
勝てるのよ、という最後のよすがである
得意の勝ちパターンを全否定された負け方、
これは結構ショックでかい。
こうなると、自慢の代打の神様や、
勝ち継投リリーフ陣、絶対的守護神も
出る幕なし、宝の持ち腐れ。
やっぱ先発が中盤まで試合を作るって
大事だよな~…と痛感のこの二日間。
早川くん、どうしちゃったのかね。
序盤、悪い感じではなく見えたのに。
3ラン被弾まではしゃーないと思ったけど
残念だったのはその後。
まだ同点で振り出しに戻っただけ、
しかもまだ5回。
HRってショッキングだけど、そこで一度
切ることもできやすい得点…のハズなのに
次打者にストレートの四球。
ショックのあまり、そういう状況把握が
冷静にできなくなってる感じでした。
逆にそこをついて冷静にバントで送り、
内ゴロで進塁させ、内野安打で勝ち越した
ヤクルトさん、さすがチャンピオンチーム。
その流れ作りが普通のSゴロっぽいのを
イレギュラーによるタイムリー内安に
させたような感じすらします。
四球の前か後にコーチが声かけとか、
内野手集合で間を取るとか
出来なかったかねぇ。
投球内容がどうこうの前に、気持ちの
整理が出来ずに試合が進行しちゃって
流されるまま失点していったようで、
早川くんが不憫だった。
競合ドラ1くんとはいえ、まだ2年目よ。
更に石橋くんが火に油を注いでしまう
という完全な大逆流…
しかもその流れに付け込んでくる
ヤクルトさんのしたたかさたるや。
打球はイレギュラーヒットになるわ
(それはさすがに不作為ですけどね)
村上くんが初球で盗塁してくるわ…。
心理戦の要素でも完敗でしたね。
その後、1点ずつ返さねばならぬのは
イーグルスなのに、ヤクルトさん、
手を緩めずに追加点してくるし…。
こっちは完全に焼け石に水の
あさむランのみ。
試合終了さえ向こうのリクエストで
セーフがアウトに覆ってシラーっと幕引き。
試合後、本日の先発投手なのに、
若手のお仕事であるベンチの片づけ、
ペットボトルを拾い集めてる早川くんが
切なかった…。
思えば、勝ち投手が慶応の木澤くん、
負け投手が早稲田の早川くん。
六大学の同期対決にも負けた感が。
この試合のともんが賞は
5試合連続安打、2安打1打点の佳明くん。
最近5番に抜擢されて爪痕残してます。
昨日の試合記事で、イーグルスでは
若手はいくら頑張ってても、移籍組の
実績あるレギュラー陣を越えてやる!
というモチベが続きにくそう、
みたいなことを書いたけど、佳明くんは
そういう不可能っぽい前提や無理を
無理とせず乗り越えられるガッツが
あるように感じるんだよね。
1か月くらい前の朝日新聞の記事に
こんなのがありました。
もう有名な話ですが、佳明くんが
高校進学するとき、体格を問題に
おじい様ですら横浜高校では無理だと
言ったのに、横浜高校に入学し
レギュラーになって甲子園に行き、
ついにはプロ入り…と、乗り越えてきた、と。
既成概念とか、一般的前提とかに
めげない強さ、努力できる才能がある人。
だからセカンドに浅村くんがいようが、
サードに大地くんや茂木くんがいようが
「どーせ」的な気持ちを持たずに、
チャレンジできる人なんじゃないか…と。
生え抜きレギュラー野手へ…期待してます。