私の永遠の監督
私は冬が嫌いです。
超絶冷え性の私には寒くて辛いし、
野球はないし、受験があるし・・・
そして私の大事な人は皆冬に逝ってしまうんだもの。
そこに更に3年前、1月4日が加わってしまいました。
星野監督が逝ってしまって、もう3年です。
今日はいろんな人が追悼のコメをしていたり
ネットに色々な思い出エピソードの記事が載ってたり。
30年以上も追っかけてる私ですから、
世に出ている星野監督関連のエピソードは
多分9割がた知っているのではないでしょうか。
監督1年目から追っかけてますし、
著書や雑誌記事もできる限り読んできてますから。
なのになのに今でもまだ追悼記事なんかに
私の知らない新たなイイ話が出てくるんだよなぁ。
どんだけ素敵エピソードがある人なんだろう。
ここにきてまた星野仙一さんという人の
すごさを思い知らされます。
今日読んだ記事でいちばん印象的だったのは
日刊さんによる福留さんとのエピソード。
抜粋しますと・・・
特別な思いで1月4日を迎えた。福留が「僕の中では永遠の監督」と話す星野仙一氏の命日である。プロ通算23年目の今季は、プロ野球選手として歩みを始めた中日のユニホームに袖を通す。当時の監督だった星野氏が存命であれば、どのような言葉を掛けてくれるのか。頭に浮かんだのは豪快な笑い声。そして、福留の手をギュッと強く握り、叱咤(しった)激励してくれる姿だ。 福留 たぶん「お前が決めたことだから最後まで貫いてやれ!」って背中を押してくれると思う。「やりたいようにやればええんや」ってね。ユニホーム姿を見たときに「おお、懐かしいな」って声も掛けてくれる気がするね。 プロの扉を開いてくれた。95年ドラフトでは、高校生ドラフト史上最多の7球団競合という大きなリスクを背負ってでも星野監督は指名してくれた。近鉄の指名を拒否して進んだ日本生命時代にも、動向を常に見ていてくれた。福留は思いに応えるように逆指名で中日に入団。内野手から外野手への転向を決断してくれたのも星野監督だ。 厳しさだけではない。福留が感じたのは、家族のような優しさだ。沖縄のキャンプには必ず両親を招待してくれた。宿舎の自室に福留と両親を招き、鹿児島の黒豚、福留家特製のつけだれでしゃぶしゃぶ。これが恒例だった。福留が球宴に初出場した99年7月には、星野監督から母郁代さんの元に記念の指輪が届いた。福留は今でも「身内のような人」と話す。 17年7月。ナゴヤドームの球宴前に行われた野球殿堂入り表彰式。星野氏は中日ファンに呼びかけた。「こんなにいっぱいのナゴヤドームは見たことない。もっとドラゴンズを応援してやって下さい。甲子園も、仙台のコボスタもいつも満員ですよ。ここだけガラガラ」。中日の行く末を心配していた同氏は、福留の古巣復帰を喜んでくれるに違いない。 福留 どうかな。喜んでくれるかな。でもそこで恥ずかしくないようにやっていかないとね。監督にも顔を合わせられない。そういう意味では盛り上げられるようにという意味もあるし、まず自分が精いっぱいやることが大事。 監督と出会った原点とも言える場所に帰ってきた。これもまた運命。熱い思いを胸に、再びドラゴンズブルーに袖を通す。
「僕の中では永遠の監督」という表現、
グッときました。
あぁ・・・私もそう呼ばせてもらおう。
本当に私の人生、ずっと星野監督を見続けてきたので
監督と言ったら星野仙一なんですよ、ほぼ。
イーグルスで監督を終えられ、イーグルスの監督も
その後、もう何人もかわってゆきました。
でもどうしたって私の中では監督は星野さんなのです。
この現象をどうすべきか?なんて思ってましたが
そう「私の永遠の監督」でいいじゃないですか、と。
2013に星野監督で優勝して以来、
イーグルスは優勝できていません。
大ファンとしては歯がゆいことなんですが
私は心のどこかでそれに安堵してる部分もありまして。
ほらね、星野監督じゃないとダメなんだよ、
星野監督がどんなのすごいか分かるでしょ?
なんて思ったちゃう了見の狭い私なのです。
阪神は2003に星野監督で優勝して、
2年後の2005にも岡田監督で優勝したけど、
あの時は星野監督の残したものが色濃くて、
私は星野監督の遺産優勝・・・とか思ってました。
そしてその後、阪神は優勝していません。
やはり私はそこにも、星野監督のすごさがわかるでしょ?
というへそ曲がりな優越感みたいなものがありまして。
そんな考え、星野さんが望むわけもなく、
アホか、今の選手を応援したれ!と
叱られるんだろうなとはわかってるんですよ。
でもね、やはりどこかそういうのがあって、
自分の了見の狭さに時折辟易しておりました。
が、この「永遠の監督」説?!を心に持っていれば
この後、阪神やイーグルスが優勝しようが
何連覇する監督が現れようが心おきなく素直に喜べる。
てかそういう次元じゃないお方・・・ということで
言うなれば殿堂入り?!みたいな。
これからも「私の永遠の監督」として、
私の心の中で輝き続けて頂きます。
この3年、寂しくて寂しくてたまらないし、
今日もまたいろんな記事を読みながら
ベソベソしちゃったけど・・・
でもずっとファンでいられて私は本当に幸せ者、
本当に感謝です・・・と、
今年も1月4日に改めて思っているところ。
まだまだずっと私の指針でいて頂くし、
その存在に勝手にお世話になってゆくんだろうなぁ。