今日朝から大学で火災報知器が鳴り響く。


耳を塞いでも耐えられない程の轟音に、

みんな何事かと部屋の外に出て様子を伺っている。


誤作動だとは思うけど、

取り敢えず、上着とカバンを持って、

耳を痛いぐらいギッチリ塞いで下に降りて、

裏庭に出て消防車が到着するのを待つ。


消防署は大学から歩いても5分くらいの所にあるはずなのに、あきらかに、それより時間がかかって消防車3台到着。


消防士がアラームを止めるまで、

15分以上もその轟音に耐え、

やはり何でもなかったようなので、

やっと静かになったところでレッスン室に戻る。


すると隣からバイオリンの音が聞こえてきたので、

ドアを開けてみると、なんと、

おばあちゃん先生がバイオリンのレッスンをしている。


とも「このけたたましいアラームの中、

            レッスンしてたんですか?!」


先生「え?アラーム?何か音はすると思ってたけど、

            何のアラームなの?」


とも「火災報知器ですよ!

            みんな下に避難してました」


先生「え?この建物なの?あら、大変」


と、コートを着て外に出ようとする。


とも「いやいや、もう誤作動だったのが分かったから

           大丈夫ですよ」


ここで、再び火災報知器が鳴るが、

今度は15秒くらいですぐに消える。


先生「なんか心配だわ。

            下に降りたほうがいいかしら」


と廊下を右往左往して、今更慌て始める。

まったくもってズレているのがかなり可笑しくて可愛い。


でも、誤作動だったから可笑しいで済んだけど、

本当の火事だったら逃げ遅れてるよね…😰