さて、バンコクでは、連日夕方から仕事に出かけ、深夜に帰ってくるというパターンの生活でした。それは、夜の方が、大学の広い部屋が開いていて、合わせをしやすかったからです。
昼間は、学生達の授業がありますからね。




デモCDの録音もありましたが、滞りなく終り、帰りにスティーブと彼のお気に入りのクラブにちょこっとだけ付き合いましたが、タバコの臭いとうるささで早々に退散・・・あせる
スティーブは私よりも年上ですが、夜になるといつもはじけるんですよね・・・クラッカー




この日も、一度私をホテルまで送ってくれたあと、
一人で、そそくさと夜の闇で消えて行きました。




最終日のコンサートの当日、

会場となる広い教室で行われている授業が終わるのを待って、
学生さん達が協力して、椅子を並べ、邪魔なものを片付け、
コンサートの準備をしてくださいました。




タイのバンコクで、クラシックの、しかも、金管楽器のリサイタルなんてものに、
本当にお客さんが来るのだろうかはてなマーク
と、かなり半信半疑で、正直言ってあまり期待はしていませんでした。




会場には、ももちろん冷房がついていて、いつも寒いくらい冷やされていましたが、
この冷房、とにかく音がうるさいんです。



演奏中、冷房を切るかどうしようか、みんなで散々悩んだあげく、
切ることにしました。
音楽優先で、仕方ありません・・・。



そして、開演時間、なんとぞくぞくとお客さんが集まり、
あっという間に用意した椅子は満席(と言っても100席くらいですが)になり、

座りきれないお客さんは、
その後ろで立って聞いてくださいました。
ありがたいことですニコニコ




開演直前に冷房のスイッチが切られ、
金管楽器のジョイントコンサートはまりました。




ソリストのみなさんは、一曲ずつ入れ代わり立ち代りで演奏するのですが、
私はずっと出ずっぱりですショック!




この日は、トランペット(タイ人のプロ)、

ホルン(タイ人のプロ)、

トロンボーン(タイ在住のアメリカ人のプロ)、

チューバ(シドニーシンフォニー)のジョイントコンサートだったのですが、

タイ在住の金管楽器の人たちは、私のような伴奏を専門にやっているピアニストと一緒に演奏する機会がほとんどないらしく、合わせの時からみなさんにとっても感激されてしまい、嬉しいような、照れるような、なんだか、ちょっと変な感じでした。




彼らは、自分が吹いていない時は、外の廊下で待機していたので、、
他の人達の演奏をちゃんと聞けません。
なので、こんな珍事が・・・




それぞれのソリストと一緒に会場に入場しておじぎをする時、
ソリストみんなが、それぞれが私を紹介してくれてしまったんです・・・。



「彼女は、ベルリンで金管楽器を専門に伴奏してらっしゃるプロのピアニストで、
こんな素晴らしい方と共演できる私は、今日とっても幸せです。ともんべ、はるばるバンコクまで来てくれて、本当にどうもありがとう!!パチパチパチ合格



というような内容のことを、全員が、それぞれ、演奏前にしゃべるので、、
お客さんは、同じような紹介を4度も聞かされたことになってしまいましたあせる



私も、嬉しいような、恥ずかしいような、恐縮です・・・。





演奏中は冷房が切られているので、
だんだん室温があがってきます。
すると、なんか右のひざあたりがかゆいんです。



「蚊にさされたな・・・・ガーン



とすぐに思いました。
バンコクは30度を越える気温。蚊はたくさん飛んでいます。



だんだんかゆくなってきますショック!
右手の休みを見つけては、とりあえず、さりげなくひざを掻いて、また演奏を続け、


楽章と楽章の合間には、ちょっと多めにいっぱい掻いて、掻きだめ(そんな言葉あるのかはてなマーク)をし、



その曲が終り、廊下に引っ込むや否や、ズボンをめくってみたら、
案の定、ぷっくりと大きく晴れ上がっていました。
かゆいわけです。




そのあと、しばらくかゆみと戦いながら、コンサートは終了し、
お客さんも、ピューピュークラッカー、ヒューヒュークラッカー大喜びしてくださいました。




物価の安いタイの人には、値段が高くて多分売れないだろうと思って、
5枚くらいしか置かなかった、私の録音した、トランペットのための伴奏CDも、
全部売れたみたいで、びっくりでした目




こんなことなら、もっとたくさん置いておけばよかった・・・とちょっと後悔しょぼん




一週間のバンコク滞在でしたが、
仕事というよりほとんど休暇に行ったような、楽しい旅行でした。



バンコク、とってもいい所だと思いますが、
街を歩いていると、

明らかに病気や怪我をしている野良犬のかわいそうな姿、

人間に捕まえられて街に連れてこられ、観光客を背中に乗せて働かされているゾウの姿
(コンクリートの上を歩くと足の裏が擦れて悲惨なことになるそうです)、

交差点で信号待ちをしている車の窓を拭いて、小銭を稼ごうとする小学校低学年くらいの子供達の姿、(ドイツにもいますが、大人です)



すぐに必要以上に感情移入をしてしまう私には、
本当に心が痛くなる光景も、何度も見ました。
どうしようもないのでしょうけど・・・・



それでも、なによりも、タイの人達の笑顔が美しくて好きです。
さすが、スマイルの国ですね。
また、いつか行けるといいのですが。


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