私は世の子と遊ぶ事は禁止されていました
必然的に、JWの近所の子と遊ぶようにしてたんですが
家から10分くらいのところに住んでた木原姉妹（仮名です）の家が1番近くで子供が2人いるおうちに よく遊びに行ってました
木原姉妹のとこには、一つ歳下の順子ちゃんと、5コ歳下の翔太郎くんの2人兄弟
私は集会のない日や土曜日は順子ちゃんと遊んでいました
木原姉妹は、非常に熱心な開拓者で、奉仕は毎日出ていましたし、再訪問や研究生も多く、
何人もの研究生をバプテスマへ導いてました
子供のエホ教育も熱心で、
順子ちゃんや翔太郎くんは学校から帰ってきても研究参加したり、終わると集会の準備、集会のない日は奉仕に連れていかれてました
書籍研究の場所提供もしていたので掃除や家の事も手伝うなど
いわゆる模範的な開拓者姉妹の家族でした。
教え方も半端ないんですが
ムチも半端なくて。
翔太郎くんはわんぱくだったので
いつもいつもムチされていました
順子ちゃんもムチは相当されてましたけど、
うまくごまかしたり、嘘をついたりして
免れてましたが、
翔太郎くんは素直なので、正直に悪さをしたことを認めてしまい、
いつも木原姉妹にムチ打たれてました
ある日、私と順子ちゃんが遊んでるとき、
何か悪さをしたのか、翔太郎くんが怒られていて。
木原姉妹が怒りのあまり、順子ちゃんと私を部屋の隅に立たせ
「あなた達もそこで見てなさい！」と叫び
私達がみてる前で翔太郎くんのパンツを脱がせ
ゴムホースでムチをし始めたのです
痛さと恥ずかしさで泣いてる翔太郎くんを見る事なんてできませんでした…
心の中でやめてやめて、と思いながら
永遠にも感じるあの時間、あの空間にいたんですが
怒りすぎてる木原姉妹の顔が
もう鬼にしか見えなくて。
恐ろしくて恐ろしくて
まだ帰る時間でなかったけど
早々と帰りました
いつもムチされていた翔太郎くん
ムチされ過ぎて、お尻が真っ赤になっていて
学校の友達に「さる」と言われてたそうです。
翔太郎くんはわんぱくでイタズラ好きだったので
あんまり関わってなかったんですが、木原姉妹からのエホ的教育を目の当たりして
翔太郎くんがかわいそうになり
ムチ目の前で見る事件があってから
よくお菓子を分けたり、消しゴムをあげたりしてました
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私が高校生くらいの頃、
木原姉妹は会衆の長老からいじめを受け
家族で隣市へ引っ越していきました
巡回大会でしか会えなかったけど、
2人とも元気そうにしてました
私がJWをやめてしばらくして、
順子ちゃんも翔太郎くんも離れたらしいと聞きました。
子供時代あんなにムチされて
あんなに自由を奪われて
JWを離れられてホントに良かったと思います
急に幼なじみの話しを思い出したのは、
実は先週、隣市のスーパーで木原姉妹をお見かけしたんです
白髪になりお年寄りになっていた木原姉妹。
今幸せなのかどうなのかわかりませんが
順子ちゃんと翔太郎くんが幸せであることを願います