夢を見た。
大昔の古びた何も無い街並みを一人で歩いている
しばらくすると
薄灯りの狸小路(たぬきこうじ)のような商店街が見えてきて
矢沢永吉似の店主が手招きしている。

店に入ると 果物や野菜、駄菓子もあるけれど
日本に無いような惣菜や野菜も並んでいる
一つの茶色い煮ものに目を留める
里芋にしたら大きすぎる
ジャガイモでもない・・・なんだろう?

『あんた これ好きだったろう。食べてみな♪』
試食にしたら 丸まる1個、手に掴ませてくれて・・・・
食べると懐かしい味。ほくほく・・・冷たかったけれど、気持ちは ほくほく♪

『娘さん居たよな。大きくなっただろうね』
お財布の中の写真を見せてあげようと探るけれど写真は無し。あれ?

お芋が美味しかったから、父は2個 食べるとして・・
我が家には6個、隣りには8個、買って包んでもらう。
そこに電話が掛かってくる。店主が出ると 昔の黒電話!

私は いろいろなことに不思議に思い始め、その会話最中~
店内をいろいろと見てまわり、自分の全身が映った窓を見て びっくり!
そこには今現在の私ではない私が映っていた!!!

『悪い!ちょいと留守番、頼まれてくれないか。代わりに男が来るから
それまでここに居てほしいんだ!』
こちらの了解なしに店主はどこかへ行ってしまうが、ものの数分足らずで
今度は 岩城滉一似の男がやってくる。 
『久しぶりだね!元気だった?』

初めてなんですけど・・・あなた・・・・
困惑している私の顔を知ってか知らずか今度は
『●●ビルのロッカーの荷物を取りに行ってくれるかい!
俺はここから動けないから。頼むよ!鍵は必ず返してくれよな!』
?????

私は鍵を預かり、ビルの場所もわからず、アーケードを出るのだけれど
はたと気づいて戻るの。アーケードの丁目も住所も知らない。戻れない。
え!? いま出たばかりのそこが、アーケードが無い!!!
薄灯りの商店街は、アーケードを出た時点で 近代的な街並みに変わってて
店内でも何度も電話を掛けていたけれど 誰も居なかった我が家、
居ないの当たり前だよ! じぃーちゃん(父)も ばぁーちゃん(母)も 死んでるし!!!
気づいちゃった!!! それでも ぐるぐる回って走って走って
古びた街並みに行こうとしている私が居た。行けたのかな、戻れたのかな。
変な夢だったよ▼