やっと…好きな人へ『髪』のことを告白しました。


※ここで、好きな人=Fさんと呼ぼう。


癌になってから、Fさんがお見舞いに来たいって言うのを…何となく嫌がっていた私。


手術後はメチャ痛いし、辛いし、ウィッグなんて被っていられないしね…。


嫌がる私を見て…淋しそうな顔をするFさん。


「tomoちゃんが嫌がるなら、無理にはお見舞いに行かないよ」と言っていました。


約2年間も、髪に対するプライドのせいで…相手の気持ちを無視し続けた、卑怯な自分。


しかも、癌になっても側にいてくれた人だ…。

例え、子宮、卵巣を全摘出したとしても、変わらず好きと言ってくれた人だ…。

私は、この人の悲しい顔は見たくないっと思った。


直接、告白するのは…無理だったので、メールで伝えました。


ウィッグである事と、ウィッグを被らないとダメな位…頭がヒドイ事を伝えた。


そしたら、返信が来て…「勇気を出して話してくれてありがとう」と言われた。

去年の9月(約1年前)から知っていたとの事。

髪の毛の間から「ネット」が見えていたようだ。

初めは、オシャレで被っているのかな?と思ったらしいけど…私が何も言わないし、私の普段の言動や態度で…訳あって被っているのだと思い、私が話すまで、何も言わないでおこう…と心に決めたらしい。

私が話してくれるのを待とう…と思ったそうだ。


髪の毛無くても、ウィッグ被っていても…好きと言ってくれた。 


私も、この人を大切にして幸せにしてあげたいって心から思った。



その後、手術して…ウィッグを被っていない姿をFさんに見せる事が出来ました。


会う前に、何度も「髪の毛が無い私をイメージトレーニングしてから会いに来てね!」と念を押す私…。


見せた後も、今現在も変わらずに居てくれるので安心しました。


癌って言う病気にならなかったら…きっと、未だに話せてなかったと思います。


病気は本当、辛いけど…他の部分で凄く、私を後押ししてくれたなぁ~と感じます。


一番初めにカミングアウトした友人にも、「ありがとう~!!」と叫びたい。


父と母にも「ありがとう~!!」と叫びたい。


後…乏毛症、脱毛症の皆さん、本当に皆さんのお蔭だと思っています!!!!!


皆さんと出会わなければ…私の心はウジウジ虫に侵されていたと思います!


本当に、ありがとうございます!!


元気になったら、またオフ会に参加させて下さい!!