8月5日
手術前日に入院部屋を移動する。
手術直後の患者さんが集まる部屋への移動を銘じられる(凄く緊張する~)
前日から絶食となり点滴を打つ事になる。
点滴を打ったのが、茶髪パーマの若い男の研修医(患者から「チャラ男先生」と命名されている)だった。
私の担当医でもあるらしく…点滴の注射を打つのが凄く下手くそ!!
隣の患者さんも失敗され…私も2度失敗された。
凄く痛く…態度もメチャ感じ悪いよ…。
またしても、涙が出た…。
まだ、病名が不明な時期だったから…恐くて不安で、大泣きしてしまった。
(研修医が去った後です…アイツには涙は見せたくない!!)
その後、看護師さんが傍にいてくれて…何とか落ち着きを取り戻す事が出来た。
同病室の患者さん(手術日が一緒)にも抱きしめてもらい、自分を落ち着かせる。
あ~自分って本当、弱いなぁ。
看護師さん、患者さん、ご迷惑をお掛けしました。
そしてありがとうございます。
手術日が同じ患者さんが2人いて、仲良くなる。
8月6日
手術当日
家族と一緒に、手術室まで歩いて移動。
手術室の自動ドアの前で、父と母に「バイバイ」をする。
…が、何度も自動ドアが開いてしまい、その度に母親が私に向かって手を振ってくれたり、ガッツポーズをしてくれる。
凄く元気が貰えた。
でも…そんな母親を見て涙が出そうになる。でも、泣いてはダメだ!
仲良しになった患者さんと一緒に手術室の待合室で呼ばれるのを待つ。
お互い、不安と緊張でいっぱい。
そんな中、私は医療用帽子を被っていたので、いつ外すのかな?タイミングが分からないなぁ~等、悶々とする。
乏毛症だから、帽子脱ぐと凄い頭になっているなぁ~と考える私。
どんな状況でも、頭髪の状態を考える私って…。まっいっか。
続く…