今日、テレビでやってましたね。

「悪人」ってすごい表現。

でも観ているとなんかどよーんとした気持ちになりました。

ほんまに色んな視点から見ると、何が本当の悪かわからなくなる。

私がなんかせつなく感じたのは、

妻夫木聡演じる祐一の祖母(樹木希林)がバスに乗って降りるシーン。

あんなにマスコミに追いかけ回されて、それでも黙っている強さ。でも、それとは対照的な小さなせなかやもたつく動き。

私が何よりじーんと感じた箇所はしわしわの手で握られている、おばあちゃん独特の財布でした。

なんでそこやねん、って感じですが、孫想いのごく普通のおばあちゃんってゆう雰囲気がその小物に表れていて、

そんなおばあちゃんが漢方薬のセールスで詐欺に遭い、さらに大切な孫までもが追われる身になる…

というのが切なくて…

その財布を握る手が頼りなくて、なんだか感情移入してしまいました。 

賞を獲るほどなのであたしが言うまでもないですが、

完全に深津絵里は最強ですね。

はかなげで地味だけど、祐一を守りたかった気持ちを見事に演技で表現していた。
熱演でした。パチパチ。

あんな素晴らしい女優さんはなかなかいないですね。

とにかくテーマは重かったけれども、

なんだか心にずっしりとくる映画でした。