それが、背中をさすると背骨がはっきりわかり、あれだけ出てたお腹は無くなり…肩の骨もさわればわかるほど…肉が何処かに行った。
本当にちっさくなった…
昨日実家泊まって、本当に咳がすごく、嗚咽もすごく…少しでも大きな物音が聞こえたら、細いから倒れたかなとか…私がすごく敏感になってしまって…結局2時頃まで起きてて
2時に熱を測ったら7.6度
とりあえず解熱剤飲ませて、アイスノンして…
私も眠たさ限界なので寝た。
朝、熱は下がってた。
でも父曰く
体に熱が溜まってる感じでだるい。
タクシー乗って、病院着いて直ぐ車椅子乗せて、採血とレントゲンへ。
先生から呼ばれるの待ってる間に、血圧測ったらいつも脈拍130くらいだったのが100に下がってた。これはお薬のおかげ。
先生に呼ばれて中へ。
いつもなら先生とは笑顔で話す父が、
今回ばかりは辛いとかすれた声で話した。
副作用に悩まされた一週間だった事。
食事が取れず辛い一週間だった事。
聞いてるのが辛くなるほど
そして先生から先週のCTの結果を聞いた。
右肺にある癌の大きさは変わらず。
今している抗がん剤が効いてるか効いてないかと言われると右肺の癌細胞に関しては横ばいなので、なんとも言えない。これが未分化癌の厄介なところだと…。
ただ左側の肋骨に転移した小さな癌に関しては、サイズが小さくはなった。
だから、効いてないわけでもない…
そう話して、とにかく今日の状態では3コース目始められないので一週間見送りましょうとの話になった。
そしてどれもこれも悩まされてる副作用は確実に抗がん剤の副作用と判断があった。
入院中に始めた1コース目は抗がん剤の量を少し減らしてしていたことを聞いた。ドレーンしていた為だ。
2コース目は通常量にしていた。それがきつかった。あとカルボプラチンがきついお薬らしい。副作用に悩まされる人は多いとの話だった。
吐き気どめを変更。
解熱剤もナイキサン効かんって事は炎症からの熱の可能性もあるので、抗生物質の追加。
その抗生物質の副作用に下痢がある為、ビオフェルミンを追加。
解熱剤はボルタレンはやはりきつめなので、代用となる解熱剤を追加。
カロナールで下がらない時用に出してもらった。
栄養の点滴をうって欲しいと聞いたら、栄養の点滴って腕からできるものではなく、喉にチューブをして入れるようなものなので、やはり口から取って欲しいと言われた。どんなものでもまず口にするようにと。
そう父と先生が話ししてる時、先生のパソコンにあったCTの見解を読んだ。
胸水が1ヶ月前よりは増えてる。
右胸膜に広がる癌が増大してる。
肋骨の癌細胞は縮小している。
腹膜への転移は無し。
抗がん剤が抑えてくれてるところもあるだろうけど…
確実に癌が父を蝕んでいると実感。
泣かんと決めてるので、泣きませんが…
父は少しでも小さくなってると言う言葉を聞きたかったようで…肩を落としていた。
いつもなら
いい事一つ言われたらそこにだけポイント当てて前向きに頑張ろうねと、声をかけてたが。。今日はとにかく悩まされてる副作用が、お薬もらったからマシになったらいいなぁと言うのが精一杯。
この休薬一週間で、
今日もらった薬で、
どこまで楽になってくれるか。
少しでもマシになることをただ祈る日だった。