DAY 3の続き

■DAY 4
ハリファックス ~ ペギーズ・コーブ ~ グラン・プレ ~ モンクトン(泊)
ハリファックスの対岸ダートマスは私達が好きなトレイラーパーク・ボーイズの本拠地。前日のラジオでようやく解禁になったホッケーの試合をホームで行われるとなって、リッキーらがオーナーとなっている地元チームの観戦にボーイズが現れるらしいと話していたのだが、ダウンタウンで迷子同然となっていた私達はすでに疲れていて、とても向こう岸まではいけなかった。今朝の新聞には「ホームで負ける!」と書かれていた。

朝食はコンチネンタル・ブレークファストだけど、ここのクロワッサンとオレンジジュースがこの旅で食べた中で一番おいしかったかもしれない。思わずおかわり。新聞は無料で2種置いてあるし、気持ちよく出発できた。

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車でドライブする距離ではなかったが、すぐに出発出来るようにシタデルの駐車場まで乗り入れる。自家用車で来た人は駐車料金と共に入場券も一緒に購入できる。団体とは反対側の入り口から入る。
このハリファックス・シタデルはダウンタウンを見下ろす高台にある城塞。形が函館の五稜郭に似ているということあって姉妹都市の関係にある。こういう形なら敵が中堀まで侵入した時、逃げ場がない造りなので狙撃しやすいのだそうだ。しかし実際一度もここが戦場として使われることはなかった。
早速インフォメーションでガイドツアーを申し込む。PEI出身の女子学生さんによるガイドだった。ツアーのみ入れる兵士の寝部屋でガイドを聞き、城壁を周って上に上がる。当時の兵士達の不衛生的で厳しい生活を感じる。
ここには船の帆を張るような帆柱が2本立てられている。ハーバーの中洲島にいる上士官クラスへ旗で暗号を送る際に使用されていたらしい。城壁としての機能はとても工夫されている。
インフォメーションの隣には土産屋、カフェ、そしてハリファックスとシタデル建設の歴史の映画が上映されている。どうやら国定史跡には映画上映が定番のようだ。

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天気は良いのだけど少し肌寒い中、学生バイトの兵士達はスカート姿で大声で掛声をかけていた。
シタデルのすぐ下にあるオールド・タウン・クロックは英国で作られたもので、1803年からある。当時は軍隊だけでなく市民に対しても時間厳守を強要していたとガイドブックにある。あいにく改修工事中であった。

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昨日行けなかったペギーズ・コーブへ向かう。ここはカナダを代表する灯台のモデルとして有名なところだ。ダウンタウンから30分程度の距離。海沿いに走ると気持ちいい。小さな入り江が見えるとまもなく灯台だ。周りは岩場で家がぽつんぽつんとある程度の漁村。たくさんのロブスター・トラップが置いてあるので、きっとロブスター漁がメインなのかもしれない。
ここの灯台は夏場だけ郵便局になる。あいにくシーズンが終わっていたので閉まっていたが、それでも訪れる人は後を断たない。灯台手前には土産屋を兼ねたレストランがある。ここをモデルにした絵を描く人が多いのか、画廊がいくつかあった。バイオリンを弾く大道芸人が雰囲気をさらにかもし出している。天気がよかったのでいつまでも居たい気分。

このペギーズ・コーブを少し進んだところにスイス航空111便墜落記念碑がある。実際の墜落現場は沖合いの方だが、一番近い位置にこの記念碑は建てられたようだ。
この地域は家などをこれ以上建ててはならないと法律が出来ている。岩場に赤い色の草木が生えているだけのこの静かな土地は、まるで墓場にも見える。

途中遅い昼食を取る。チェスターと逆方面の出口付近で見つけたカフェ。スープとロブスター・サンドイッチを頼む。カフェながらもローカルワインが置いてあったが、とりあえず先を急ぐのでコーヒーにしておいた。

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北に向かう。この辺りはアカディアンの地域だ。17世紀にフランスから入植した人達をそう呼ばれている。後から来たイギリス人達とフランスとの領地争いに巻き込まれた悲劇の歴史がある。これから向かうグラン・プレはそうした悲劇を綴ったアメリカ人詩人ロングフェローの「エヴァンジェリン」の舞台として有名になった所である。着いた途端聞こえてくるのはフランス語。当然といえばそうだが、エドには気楽に話せる地域。ここには国定史跡に指定された教会と、エヴァンジェリン像がある。例によってまずは映画上映があり、アカディアンの歴史を知ることが出来る。フランスに勝ったイギリス軍によって、住み慣れた場所を追い立てられ、強制的に主にアメリカ南部へ家族バラバラになって送られてしまった事実など悲しい内容だ。他に展示物などもある。最初の建物を出ると、ちょっとした散歩道の奥にエヴァンジェリン像と教会がある。周りは野原広がり、歴史とは正反対に平和的な風景だ。
教会にはアカディアンの歴史の絵と、アカディアン達の家族の名前などが記された書類が展示されている。

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このグラン・プレにはワイナリーがある。ドメイン・デ・グラン・プレ。レストランを併設していてまだ新しい建物。テスティングルームもお洒落で、ワイングッズなども売っている。全部ではないが、試飲できるものはほとんどさせていただいた。こちらにしかない種類もいくつかある。ラカディ・ブラン、ニューヨーク・ムスカット(マスカット)などがそう。特に後者の種を使ったアイスワインは極端に甘くなく、私でも楽しんで飲めた。よく見たら受賞ワインのうちの一つで、これはオール・カナディアン・チャンピオンシップで金賞を取ってるくらいだ。フルーツのスパークもなかなかおいしい。ラベルも美しく、これからも注目したいワイナリーの一つになった。

実はこの日は昨日よりも運転距離が長い。エドは大変だったと思うが、この後一気にモンクトンまで向かってもらった。なぜなら明日はもう発たなくてはならないからです。この晩はシャトー・モンクトンに宿泊。オレンジ色の屋根のいかにもシャトーって感じな建物です。夕食は高速道路の途中で見つけたファストフードで簡単に済ませちゃいました。


DAY 5に続く。