こんにちは。ともみ鍼灸院です。

今日はちょっぴり鍼灸師を目指す学生向けの記事でもあり、これから治療に脈診を取り入れていきたいと思う鍼灸師向けの記事でもあります。

なぜか最近、新規で来院される患者様によく言われる事があります。

「脈診をできる鍼灸の先生は信頼できる」

「脈診をできる鍼灸の先生が本物の先生と知り合いに言われた」

「脈診ができるのが凄い先生だ」

私は、そうとは限らないと思いますし、その通りだとも思いません。

実際、脈診をしていなくても腕の良い鍼灸の先生は世の中に沢山います。

お世辞で言っていただく事もあると思いますが、私はこのように返答します。

「それぞれの先生の得意なやり方がありますからね」と。

けれど、東洋医学的な診断・治療がしたいのならば、やはり脈診はできた方が良いのではないかなぁとも思います(絶対はないと思いますけど)。

あと「脈みただけでよく分かるね」とも言われますが、脈だけみても全然分からない事だらけなので(笑)、丁寧に問診もしますし、身体全体の様子もよく観察はしています。

脈診のみですべてが分かるような名医にはまだまだほど遠いです。

しかし、脈診ができる事で大きな診断のヒントや治療方針、その方の今の身体の状態、また、大まかな体質や今した鍼やお灸が良かったのか、今から使うツボの善し悪しや施術の種類(鍼やお灸の種類やお灸の数、補うのか瀉すのか)等、様々な事が分かるので、脈診をすごく重宝しています。

 

そんな脈診を知って学び始めておよそ20年、初心者の頃よりはずいぶん色々な事が分かるようになりました。

 

では本題の、どのようにして脈診を習得したのか。

答えは簡単。「脈診をやり続けて、脈をとにかくみまくった」です。

あと、大切なのはそれを教えてくれる所だと思います。

私は日本はり医学会という会に所属し、勉強してきました。

やはり独学よりも、誰かに習って教えてもらう方が習得の近道だと思います。

 

私が日本はり医学会がまだ東洋はり医学会の頃に、初心者クラスの脈診の講義内で具体的な脈診の習得のやり方の話をしました。どのような話をしたかは長くなりそうなので次の記事に書いていこうと思います。

 

 

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