こんにちは。ともみ鍼灸院です。

今日は産後の身体のお話をします。

産後は絶対に無理をしないで下さいと、妊娠中に治療させていただいた患者様にはお話させていただいています。

無理をしてはいけない理由を、先月の「血の変調による症状」を踏まえて説明していきたいと思います。

前回までの記事は 右矢印 血の変調による症状①(血虚)

           血の変調による症状②(血熱・血寒)

           血の変調による症状③(瘀血)

まず東洋医学で言う「」とは、人体を動かす三大要素「血・水(津液)」のうちの一つ。

」は五臓六腑の「」で食べ物から取り入れられた栄養によって作られて、「」という臓器の働きで全身に運ばれ、「」という臓器に蓄えられ調整・解毒されています。

 

産後無理をしてはいけない理由は、妊娠中からすでに始まっています。

お腹の赤ちゃんが成長するために、母親の身体からお腹の胎児に「」がたくさん運ばれます。

妊娠初期は悪阻等で食べられない時もありますが、母親の身体からどんどん胎児に「血」は運ばれますので、「血虚」の状態になる時があります。

症状としては、貧血のような眩暈や立ちくらみ、疲労感や動悸等です。

子宮、胎盤も「」から作られます。

妊娠中から「」は沢山消耗しています。

 

そして出産時はもちろん出血をしますので「」を消耗します。

これは、自然分娩・帝王切開ともにあります。

 

次回に続きます。

 

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