こんにちは。ともみ鍼灸院です。

今日は疲れやすさや倦怠感を訴えるお子さんの鍼灸治療のお話です。

大人の話は 右矢印 疲れやすさや倦怠感と鍼灸治療①

        疲れやすさや倦怠感と鍼灸治療②

お子さんの疲れやすさや倦怠感ですが、身体が原因の場合と、精神的な疲労から疲れやすくなったり倦怠感が出たりします。

通常は元気な子が「疲れた」「しんどい」という事は、何かしらのSOSのサインです。お子さんの様子をよく観察してみましょう。

 

身体が原因の場合、風邪の症状が出る時やその前後(コロナ・インフルエンザ含む)、もしくは他の病気の場合(肝臓、腎臓、白血病、糖尿病、小児癌等)、貧血の場合もありますし、起立性調節障害のお子さんも増えています。

上記の場合、疲れやすさや倦怠感以外に他の症状があれば、それと合わせて病院での受診が必要になるでしょう。

 

また、身体が原因でもただ単に本当に運動会の練習や習い事等で肉体的に疲れている時、睡眠不足や食の不摂生、ゲームのやり過ぎ等で自律神経が乱れている時にも身体が原因の疲れやすさや倦怠感が出る事があります。

生まれつき身体が弱く、疲れやすい子もなかにはいるでしょう。

この場合は、少し休養する時間を設けたり、規則正しい生活習慣にしたり、ゲームの時間を減らして外で身体を動かすようにすれば良くなります。

生まれつき身体が弱いお子さんは、成長と共に疲れやすさは緩和されていきますので、無理せずできる範囲から徐々に鍛えていきましょう。

 

精神的な疲労から疲れやすさや倦怠感を訴える事もあります。

特に、成長過程のお子さんは周りの環境の変化に大人以上に敏感です。

進級や新学期の始めは精神的な緊張から、長期休み明けは家でのリラックスした環境から離れるストレスもあり、どうしても疲れやすくなります。

また、ADHD(注意欠陥・多動性障害)やASD(自閉症スペクトラム障害)その他の発達障害がある場合、周りの環境に合わせるのが大変だったり外からの刺激の受け取り方が敏感だったりするため、疲れやすくなります。

精神的な疲労の場合は、よく話を聞いてあげたり、好きな事をさせてあげたり、何もせずにボーッとできる時間を作る等すると良いかもしれませんね。

 

次の記事では、小児はりにできる事を書いていこうと思います。

 

 

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