こんにちは。ともみ鍼灸院です。

 

今日は何となく思い出した長男妊娠中の時の、悪阻(つわり)の話を書きます。

 

鍼灸師になってから、友人、知人、患者様、色々な悪阻の話を聞いていました。

実際悪阻で来院される患者様の治療もしていました。

悪阻も色々種類があり、よく聞く「におい悪阻」や「吐き悪阻」、「食べ悪阻」なかには「よだれ悪阻」と言われるものもあります。

まだ「よだれ悪阻」の方にはお会いしたことがないですが、すごく辛いらしいですね。

 

私は「におい悪阻」「吐き悪阻」と「食べ悪阻」を体験しました。

 

「食べ悪阻」の当時、私は鍼の勉強会の指導講師をしていました。

1泊2日の研修の委員にもなっていて、研修にも参加しました。

もちろん、関係者の先生方には何かあった時のために妊娠は伝えていました。

そして研修当日、「食べ悪阻」真っ只中だったので、他の研修生の方にバレないようにずっと口の中にラムネを含んでいました。

そして休憩時間には、こっそり持ち込んでいたラムネを大量に食べていました。

仕事中はある程度集中しているので大丈夫でしたが、仕事以外の時には飴やラムネをずっと口に入れていました。

酸味があり口で溶けるラムネが当時のお気に入りでした。

 

食べ悪阻が落ち着いた頃、「におい悪阻」と「吐き悪阻」がやってきました。

魚のにおいが一切ダメになり、食卓からは魚が消えました。

スーパーの魚売り場も通れなくなり、町中の魚の焼けるにおいも辛かったです。

そして段々悪阻がピークに近づくにつれ、1日1回は吐くように。

まず歯ブラシで吐く、食事作りが億劫になり、最終的には食べ物の画像も受け付けなくなりました。

前は好きだった「食べログ」の画像を見ては吐き、たまたまテレビでやってた「肉フェス」の中継を見て吐き。

美味しそうと思いながらも身体が受け付けない辛い時期でした。

食べ物も、食べられる物が段々減っていきました。

料理ができなくなってきたので、お姑さんや母からのおかずの差し入れがありがたかったです。

 

食べられる物がだんだん減っていき、野菜類や果物類も辛くなってきた頃。

唯一味がしっかり分かって「美味しい」と思えるものがありました。

それがこれ。

お漬物の「壺漬け」です。

小さい頃から大好きでしたが、まさか悪阻の時の救世主になるとは。

白米単体では食べられなかったのですが、壺漬けと一緒なら食べられる!

悪阻のピーク時にはお弁当箱に白米だけ詰めて、パックの壺漬け持参で出勤。

この二つで何とか悪阻の時期を乗り切りました。

 

ちなみに今は、壺漬けそんなに食べたいとは思わないです(笑)。

 

友人や患者様にこの話をすると「何で壺漬け!?」と笑われます。

自分でも思いますが、悪阻の好みは不思議ですよね。

悪阻の強弱、食べ物の好みは十人十色だなと思いました。

 

今でもスーパーのお漬物コーナーで見かけると悪阻の頃を思い出します。

 

 

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