普通の人なら気を使って、振った人には聞かないと思うけど、そういうところも宇野ちゃんらしい。
だから、俺はいつもより早めに会社に行った。予想通り、にっしーは早めに来た。
おはよと挨拶して素通りしようとするけど、そんなことを俺が許すわけがない。
直『どういうつもりだよ。』
俺はにっしーに問いかける。
隆『どういうつもりって2人とも付き合ったんだろ?だから、邪魔者は退散しようと思っただけ。』
やっぱり、あの時薄々気配を感じたのは気のせいではなかったか。
直『本当にお前は付き合ったと思うか?宇野ちゃん、言ってたぞ。にっしーがラインしても電話しても出てくれないって。』
隆『えっ、』
直『言っとくけどな、俺と宇野ちゃんは付き合ってないぞ。見事に振られたよ。』
隆『リーダー…』
直『俺はもう何も言わない。後はお前次第だよ。』
俺はにっしーを残して部屋を出た。
宇野ちゃん、俺少しは役に立てたかな?もうこの想いは叶わないけど、本当に大好きでした。本当の本当に大好きでした。宇野ちゃん、どうかにっしーと幸せになって。
俺は誰にも見つからないように、そっと涙を流した。
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あと一つ書けたら書きます!ここまで来るの長かったー笑笑