「チェックマークを作る」で角度についてコメントで質問がありました。

コメントでお答えいたしましたが、詳しく書いてみます。

 

通常の図形を作る場合意識すべき角度は0,90,180,270度で十分です。

パワーポイントの機能でも簡単に角度を変える機能は回転ハンドルと以下のものしかありません。

 

図形を選択し、「描画ツール書式」-「回転」

・右へ90度回転

・左へ90度回転

・上下反転

・左右反転

 

角度を1度ずつ帰るには

・その他の回転オプション

を押します。

 

しかしながら、パワーポイントで複雑な図形を作る場合、角度を意識しなければならない時もあります。

 

まず、0度ですが何に対しての角度なのかという事ですが、スライドの横に対しての角度です。

以下に、図で示します。

この例では、判りやすいように長方形を使いました。
長方形の長い辺が横です。
横がスライドと平行で方向も一致するので0度という事になります。

 

図形の縦・横はどのように判別するのかと言うと、上に回転ハンドルがあります。
回転ハンドルの方向に平行なのが縦となります。


以下の場合はスライドの横と平行ですが、向きが逆なので180度となります。

 

では、以下の場合は何度でしょうか?

一般座標(デカルト座標)なら270度ですよね。

 

 

正解は90度です。
一般座標の場合は左回りに0,90,180,270度なのですが、パワーポイントの場合は右回りなんです。

これで長方形は理解できたと思います。
ではこれは何度でしょうか。

正解は0度です。

何をもって縦とするかを上記に示しました。そう、回転ハンドルの方向です。

それと右回りに90度ずれたのが横です。

ですから、この図形はスライドの横と平行であり、方向も一致するので0度なんです。

パワーポイントの図形は全て四角形であらわされます。それは、選択した時に出る周りの四角形です。
実はこれはWindowsの基本でもあり、どのような複雑な図形・画像でも全て四角形で表現します。
四角形の中に図形を書き、図形として認識させる部分以外は透明にするわけです。
その意味でも「Windows=窓(四角形)の集合」なんですね。

先にも書きましたが、通常は0,90,180,270度以外意識する必要はありません。
複雑な図形を作る場合のみ角度を意識します。

ちなみに回転はどこを支点として回転するのかというと、周りに出る四角形の中心を支点として回転します。