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アンニョンハセヨニコニコ

まだまだ続いてた、アボジの葬儀ネタ。


火葬場に着いて、ジャスミンはバスから降りるのにモタモタしていて、火葬場のホールに入った時には既に棺はベルトコンベアみたいなのに乗って、炉の中に入って行くところでした。

ガラス越しにその様子を眺めます。

火葬場でも何か儀式があるのかな なんて思ってましたが、そんなモンは一昨日無く、めっちゃあっさりしていました。


係の方に『火葬時間は1時間半です。控え室でお待ちください』と説明があったのでみんなで移動します。


控え室は大きめのソファーが置いてあるだけで、テーブルなど何もありませんでした。

オモニと釜山のスンモはソファーに座って何やら話し込んでいましたが、3日葬で疲れもピークのため、火葬している間はみなさん爆睡でした。雑魚寝ですが、床が暖かいので直ぐに気を失いましたニヤニヤzzz


1時間半という案内だったのに、約1時間で火葬されたようで、係の方が呼びにきました。←流石は何でもパルリパルリの国ですね🇰🇷

日本の祖父母の葬儀の時は、火葬時間がもっと長かったと記憶していますが。。。


火葬されたアボジはまたベルトコンベアに乗って炉から出てきました。

日本では確か、私の記憶が正しければ、"骨を拾う"儀式があったと思うのですが、韓国ではそんなのは一切ありません。ガラス越しでしか見れません。


ガラスの向こうでは白衣姿の係員が、ほうきとチリトリを使って骨をガサーっと集めます。

既に粉になっているものは、バキュームでガンガン吸い取り、そのまま粉砕機にかけられます。

この粉砕機の音がまた爆音で、悲しみなんかすっ飛んで行くようなガリガリガリというえげつない音なんです。


粉砕されたお骨は韓紙に包まれて代表者に渡されるのですが、これだけですか?というくらいにカサが少ないのです。

そりゃ、粉砕されてますからね真顔

木製の箱に入れられたお骨は旦那様が、遺影は甥っ子が持ち、またバスに乗り込みオモニ宅へ向かいます。

跡継ぎの義理兄は火葬場に来ていませんでした。

あとから聞いたら、墓石設置の段取りだそう。

墓石>火葬 

ということなんでしょうかね真顔


オモニ宅へ到着後、お骨を抱えた旦那様と遺影を抱えた甥っ子が、一番下のりんご畑を一周してきました。

最後にりんご畑を見てもらうという意味だったのだと思います。


そのままご先祖様の墓がある裏山へ。


裏山へ着くと、前日に発注した墓石が既に設置されていました。←とにかく何でも速いのです目


今回、養ハラボジの墓も一緒に設置しました。"中身"はありませんが、一応、形だけ墓石を設置したようです。養ハラボジの墓は遠い山のどこかにあり、世代が変わったら場所も分からず行けませんし、行きませんのでね。


石屋さんというか、業者の方が待っていてくれて、アボジの墓の裏側に穴が掘ってありました。

ジャスミンの感覚からすると、こんな浅くて大丈夫ですかびっくりと思うくらいにその穴が浅くてビックリ👀


韓紙に包まれたお骨はその穴に入れられ、ひとり1万ウォンずつ紙幣を渡され、ポジション順にお骨の上に置いていきます。←本物の紙幣です。

あの世でお金に困らないようにとかの意味でしょう。


その後、またポジション順に土を被せていきます。その際に何か掛け声をかけながら、土を被せるのですが、何という掛け声だったかはすっかり忘れました真顔


裏山を降りてオモニ宅へ入ると、オモニ側の親戚のミョヌリ軍団が集合していました。←オモニの弟夫人を筆頭にオモニの兄の息子の嫁さんたちです。


葬儀会場の食堂アジュンマが弁当と牛肉スープを持ち帰り用に用意してくれていたので、その食事の準備はミョヌリ軍団がしてくれました。

オモニ宅のリビングに何十人も座る席がないくらいに入り、みんなで食事。

石屋さんとかにももちろん、食事を振る舞います。

弁当は韓国式トンカツ弁当でした。

もうお腹ペコペコで、ジャスミンはがっついて食べてしまいましたもぐもぐもぐもぐもぐもぐ


食事が終わったら、一応全て終了ということで、親戚のみなさんはそれぞれ帰って行かれました。


着替える服も無いし、髪もベトベトなので旦那様とジャスミンは一旦自宅に帰ることに。

シャワーしてトンボ帰りでしたけど💨


長い長い3日葬はやっと、やっと終わりました。

でも、3日のうちに納骨まで済ませるのですから、スピーディーであっさりしていていいかもね凝視


この日、オモニ宅で集まったお金の集計係までやらされたジャスミン。

"とにかく人を集めた"ので、プラスで終わりました。何百人も来るんですから、そりゃそうだわね凝視


この翌日、朝から特大ゴミ袋を持って表れたオモニ。

アボジの衣類を全部処分するのだそう。

オモニ、義理姉様、兄嫁の3人で、懐かしむこともなく、タンスからガンガンゴミ袋へぶち込んでいきます。


普通は、"このジャケット、よく着ていたねラブラブ懐かしいねラブラブ"とか、故人を思いながら処分するか、記念に取っておくか仕分けするモンだと思うのですが、そんなのは一切ありません。


コレも文化の違いなのか?

次の記事に続きます。