まだまだ続くアボジの葬儀ネタ
今回もよろしければ、お付き合いくださいm(._.)m
入棺の儀式から戻って来ると、喪主家族の男性は黄色の腕章を、女性は白い小さいリボンを髪に着けるように係の方から指示されます。
ドラマでよく見る白い小さいリボン、アレです。
兄嫁の説明では、喪主家族のうち既婚の女性がこのリボンを着用します。
未婚の女性はまた別の腰に黄色い何かを巻かれます。←姪っ子はコレでした。
このリボンと腕章を着けてから=入棺してから が"いよいよ本場"といっていいくらいに次々と弔問客が来ます。
韓国の冠婚葬祭は"食事しに行く"と言っても過言ではないですから、食事の時間目掛けてやってきます。
次々とやって来る弔問客の挨拶を見聞きしていて感じたこと。
それは
"故人(アボジ)のことを何も知らないほぼほぼ無関係の人が圧倒的に多いということ!"
日本人の感覚では、どういうこと??な訳ですが、
ずっと入院されていたんですか?
とか、
どこが悪かったのですか?
とか、
(入院していて)病院でお亡くなりになったのですか?
とか、
更に、オモニに"初めまして"的な挨拶をする人の多いこと!
要は会ったこともなく、故人の名前も知らず、故人がどんな人だったかを知らない、いわゆる無関係者が多く来るのです。
←"集められる"の方が正しいですね
故人の息子娘の職場の方々なんて、アボジとは面識が無いのは当然ですし、
多趣味で交遊関係の広い義理兄2の趣味仲間なんて、尚更アボジのことなんて、知らないでしょう。
義理姉様と同じアパートに住んでいるご近所友だち(ママ友など)なんて、全く関係ないやろ!と思いますが、"集められるだけ集める必要がある"ということでしょうね
結果的にめちゃめちゃ人を集めてくれた義理姉夫婦は、逆に言ったら"他所のお宅の冠婚葬祭に顔を出して、それだけお金をお渡ししている"ということでしょうね
来ていただいた方々には、もれなく食事を振る舞いますから、食堂アジュンマも雇わなければならないし、こんな大人数とてもさばけませんから、紙皿で提供するのも理解できます。
3日葬の中日のこの日の午後、
『アッパはチングがいないから、オンマが同級生を全部呼んだ』とどや顔で言いながら、オモニが祭壇のある部屋に入って来ました。
*オモニは時々アボジのことをディスりまくります
オモニのあとに続いて部屋に入ってきたのは、オモニの同級生 なんと!
総勢30人❗
バスでもチャーターして来たんですか?←ジャスミン心の声
祭壇のある部屋にぎちぎち、ぎゅうぎゅう詰めで入っていただきました。
線香あげて、故人と喪主家族への挨拶のあと、韓国ならではの驚きの光景が!
オモニの同級生約30名が一斉に泣き女に豹変!
みんな体を前後に揺らしながら、
ア゛イゴーーーー を連発!
○○オッパーー💧
ア゛イゴーーー💧
○○オッパーー 何で~~💧
と泣くというよりは大声で叫びまくります。
*○○=アボジの名前
総勢30人で一斉に泣き叫ぶのです。
もうね、大合唱ww
日本の葬式では、まずありえないこの光景を見て、圧倒的文化の違いから
大変申し訳ありませんが、笑いがこみ上げてきて、押さえるのに必死でした
一通り、泣き叫んだら終了。
隣の食堂に移動して、オモニを囲んで一緒にお食事な訳ですが、
チラッと見たら、みなさん自分たちの昔話をしてゲラゲラ笑ってました
さっきのは何だったの?
いやー女優だわ
怒涛の3日葬まだまだ続きます。
もうほんと、早く終わらせたいのですが、ネタは続きます。