アンニョンハセヨニコニコ

まだまだ書き終わらないアボジの葬儀ネタ。
3日葬の長いながーーい2日めがスタート。

あまりの疲れで爆睡していましたが、まだ暗いうちから叩き起こされますもやもや
起きたら、釜山・大邱・蔚山のおじさんたち家族が既に来ていました。
←アボジの弟たちです。

食堂アジュンマが7時前から来てくれたので、みんなで朝ごはんもぐもぐもぐもぐ
お客様に出す食事と同じメニューです。
2日めのこの日が一番、弔問客が多いとのことで、タコとナムルも新しいものが追加され餅のデザートまでありました。
兄嫁に
『今日はもっと食べる時間ないよ』と言われたので、朝からガッツリいただきましたもぐもぐもぐもぐもぐもぐ

8時前くらいから続々と弔問客がやってきます。
ここで、ジャスミンは"大きな文化の違い"に気付きました。

それは、喪主家族以外は喪服でなくてよいということ目
アボジの弟たち、その婦人ですら思いっきり私服。普段着。韓国人お得意の登山スタイルの人の多いこと。
冬なのでシックな色合いが多いですが真顔

初日の夕方から来てくれた方々ももちろんそうだったのですが、ここはパルリパルリの国 韓国🇰🇷
"着替える時間もないくらい急いできてくれた"のだと勝手に思っていましたが、どうやら違うようです。

まぁ、よく考えてみたら結婚式にジーパン履いて行っても大丈夫な国ですから、葬式もそうなんでしょう。

ちなみにピンクの靴下履いてきた若い男性もいました。アボジとはほとんど関係のない方だったようですがニヤニヤ

この日10時に入棺の儀式が行われました。
遺体は安置室(オモニいわく、冷蔵庫ww)にあるので、家族と親族でぞろぞろと移動。"冷蔵庫"から出てきたアボジは死装束というんですかね。黄色っぽい色合いの儒教に由来する装いでした。

ジャスミンは既にアボジに会っていますが、義理姉をはじめ、他の家族親族はここで初めてアボジの顔を見ることができました。
とにかく、みなさん特に女性は悲しみを爆発させるかのごとく、大声で泣きわめきます。

韓国の葬式には泣き女が必要だ。と聞いたことがありますが、
日本人の感覚からすると、そんなにオーバーに泣かなくてもおいでおいでというくらいです。

係の方がミイラみたいに顔をぎゅうぎゅうに包み、かなりきつく縛っていました。ジャスミンはほとんど涙もなく冷静でしたので、係の方が遺体を包む様子をしっかり観察。だって日本とは違いますからね真顔
棺の中にはお花も無かったような。。。
既に記憶が薄れてきてますが。。

棺には日本と同じで故人の思い出の品などを納めてもよいのですが、
アボジの思い出の品、誰も用意してませんでした。というか、誰もそんなこと思い付きませんでした。
何も無し では可哀想ということで、一番下の姪っ子が簡単に短い手紙を書いて納めました。
あと、"あの世で使うお金"というのがあるそうで、それも入れました。
←封筒に入っていたので見れませんでしたが、偽物の紙幣。
棺はまた"冷蔵庫"に入れられます。

再び、会場に戻り次々とやって来る弔問客の対応に終われます。


日本と比べると、とてもシンプルな祭壇。これでもお花は通常の2倍飾ってもらっています。