アンニョンハセヨニコニコ

久しぶりにブログを更新します。
前回のブログから1か月以上、いろいろと有りすぎて更新できませんでした。

まず、元日の能登半島地震。
能登は、旦那様の日本の第二の故郷。
ジャスミンにとっても大切な場所です。
今回特に被害が大きかった輪島、穴水町には知人、お世話になった方々がたくさんいます。
1/8にやっと、最後まで連絡が取れなかった知人と連絡が取れました。
この知人の暮らす地域は、完全に"孤立集落"となり、地形が変わり、道が寸断され、自衛隊のヘリで安全な場所へ脱出したそうです。
建物被害も甚大です。
穴水町の友人は、"家はかろうじて建ってはいるけど、基礎がやられているので、もうダメ"
避難所で2泊したけれど、(当初は)何もなく、とても寒く、高齢のお母様とお義母様がいるため無理と判断。車が無事だったので、積めるものを積み込んで、早々に金沢まで脱出したと連絡がきました。
(*金沢にも家がある)
道が非常に悪く金沢まで出るのも、大変だったようです。

1/2撮影下差し穴水町某所


町全体というか、奥能登全体が地獄絵図だと友人は言っていました。
自宅の写真なども送ってもらいましたが、場所特定されると困るのと、建物被害が大きく、見るたびに涙が出るので、ブログには載せないことにします。

知人全員と連絡がとれた後も私自身、不安と混乱でなかなか更新出来ずにいました。
改めまして、能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。復旧復興には時間がかかると思いますが、1日でも早く、安心できる温かな日常が戻りますよう祈っております。


次に、
1月末日に韓国アボジが永眠致しました。
パーキンソン病で15年以上苦しみ、晩年はパーキンソン病から発症したと思われる認知症で、本人も家族も苦労しました。
ジャスミンが初めて会った時には既にパーキンソン病と診断されており、病院嫌いのアボジが病院に行って、診断されるまで数年あったようですから、(おそらく20年近く)かなり長く頑張ったと言えると思います。
(オモニが薬や食事の管理をしっかりしていたから、ここまで生きられたと私は思っています)

パーキンソン病はとても怖い病気です。
薬でコントロール出来ているうちは良いのですが、年月を重ねて
"折り返し地点"を過ぎてからは、薬を服用してもなかなかコントロール出来ていないように感じました。
四肢機能の低下 これが一番大きい症状です。筋肉の硬直、全身の関節の可動域が狭くなる、震え(痙攣)、バランス感覚の低下等々。。。
晩年はまともに歩けず、コンディションの良い時でも"酔って千鳥足"みたいな感じでした。本人は自分の身体状態を理解出来ていない時があり、千鳥足状態なのに山に行く!農園に行く!と言い出し、バランス感覚が低下しているので、転倒しても咄嗟に受け身をとるとか手をつくとかの反応ができないので、案の定まともにスッ転び、生傷をつくって戻ってくるの繰り返しでした。

パーキンソンでもう1つ怖いなと感じたのが、大腸の機能低下です。
パーキンソンの薬の影響なのか、脳からの伝達がうまくいかずに大腸が機能しなくなるのかは、素人のためよく分かりませんが、晩年は相当ひどい便秘にも苦しみました。
通常の薬では全く効かず、保険適用外の大腸内視鏡検査時に服用する下剤と同じ成分の薬を飲んでも、出せず、
全く便を出せないため、食べられなくなり、ゆっくりゆっくりと弱っていきました。

認知症もパーキンソンの影響で症状が出たのだと思います。
オモニいわく、『瞬間、瞬間で認知症の症状が出る』状態でした。案外しっかりしている時もありました。

真面目で仕事一筋の人だったからこそ、"俺は現役バリバリだ!"と思いこんで、奇行を繰り返してしまっていたのでしょう。

今は長年苦しんだ病気から解放され、天国で穏やかに過ごしていることでしょう。乗りたい!と言っていた포크레인(重機)も自由に乗りまくっていることでしょう。

祭壇にはアボジの部屋に残っていた、ポロロのチーズ蒸しパンが供えられていました。

韓国では亡くなったその日から直ぐに葬儀が始まります。基本的に3日葬で3日間行われます。
初めてのことで、文化の違いも多く、精神的にも肉体的にも疲れました。
一通り終わり、あとは相続のことなど、
オモニとオモニ家3兄弟でやるとのことで、ジャスミンはやっと解放され、昨日自宅に戻ってきました。
でも今度はすぐに旧正月の連休。
洗濯しに家に帰って来たみたいな感じで、またオモニ宅に戻ります。
葬儀について、忘れないように文化の違いなど、ビックリ仰天だったことがたくさんあるので、書ける範囲で別の記事にしようと思います。


最後にもうひとつ。
引っ越しました。
今度は慶北某所です。
高速を使えばオモニ宅まで1時間の距離に
なってしまったので、今後は今まで以上に頻繁に呼び出されるのでしょうねニヤニヤ
今まで住んでいた地域と、雰囲気が全然違います。訛りが酷すぎて、街中でアジュンマにいきなり話しかけられても、半分くらいしか理解できません。
韓国に来て大分経ちますが、"新たな韓国"で一からスタートという感じです。
←本当にそれくらい違います。
新しい家に引っ越しましたが、アボジの件でいろいろとあり、ずっとオモニ宅にいたので、1か月以上経ちましたが、まだ新居で数泊しかしていません。
引っ越しについても、ブログネタが豊富にあります。○○市のアパートは元々投資物件で購入したので、今回ウォルセで人に貸しました。
この"アパートを貸す"ことについても、文化の違い炸裂!
結果的には全て上手くいって順調ですが、こちらもブログネタ満載のため、ゆっくりとひとつずつ書いていきたいと思います。

似ているようで日本とは違う不思議の国韓国。改めて韓国だわ❗と実感しています。

9日から旧正月の連休です。ミョヌリの皆さんは毎回のことですが、頑張ってください。
ジャスミンは葬儀の気疲れで、なんだかモムサルっぽいのですが、今日明日でしっかり治して、連休のミョヌリのミッションに挑みたいと思います真顔