「キャロル」観ました | けろみんのブログ

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パトリシア・ハイスミス原作をケイト・ブランシェット&ルーニー・マーラで描いた禁断の!愛の!物語!

あらすじ

1952年暮れ。裕福な郊外の主婦キャロルは一生懸命娘へのクリスマスプレゼントを探すはずが、おもちゃより店員さんが欲しくなっちゃった。店員さん好みの鉄道模型をサクッと買う。
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自分の自我に目覚めてないテレーズは自分がどうしたいのかわかっていないため押しの強いタイプに「NO」と言えない。
キャロルにランチに誘われ、キャロルの質問に答えようとしても話の途中でキャロルに口を挟まれる。そしてそのままうなづく。なんかそれが心地よいようで、ガンガン押しまくる勢いにその気になっていく…

感想

「女2人が主人公のラブストーリーに資金は集まらない、これが男2人(クリスチャン・ベールとエディ・レッドメイン)だったらすぐ集まるのに」
と主演のケイト・ブランシェットが言ったそうですが、はい、私もそう思いました。これが男性2人の物語ならウハウハ見るのですがどぉも自分と同性の同性愛は気恥ずかしくて苦手。

ミッドセンチュリーなインテリア、ウエストがキュッとして上着が短くスカートのふんわりした50年代スタイルが素敵です。
キャロルのファッションは上品な質感の抑えたグレイッシュな色合い、テレーズのファッションはキッチュで、元気な色味。



やかん

各家庭にやかんあり!テレーズの小さなガスコンロにある背の低いそこの広いタイプが好み。キャロルの家のは無骨でした。

ネタバレ気味感想

・鏡、ガラス窓などに映し出された際の人物の表情、セリフは本心で直接のときのセリフは対社会的な気持ちを偽ったものではないか、という仮説を立てました。

・冒頭シーンは最後の方にまた出てくるのでそこであぁっ!と思います。

・色々経験しフォトグラファー目指すテレーズは、それまでの服装とうって変わったシックな色合いになります。まるで何か一枚ベールをかけたような…