東京国立博物館① | けろみんのブログ

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日記・観た映画のこと・観た展覧会の感想

「国宝と重文でつづる」の謳い文句に弱いので、杉山寧展の後は上野へ行きました。今まであんなに暑かったのに寒くて、駅から博物館までが辛かったです。

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「洛中洛外図と障壁画の美」勉強して行かなかったのでなんのことかよく分かりませんが、会場に入ってみたら大きな屏風がいっぱい。大きなスクリーンで細かな部分の説明をしていたりしてわかりやすいです。

洛中洛外図というのは、京都の街を山の上から見下ろすように描かれたもので、金泥の雲の合間に建物や、祭り、人々の暮らしが垣間見るスタイルです。
大きな屏風に何百人もの人々が描かれていて、混んでいて中々進まない列の中ゆっくりと鑑賞して見飽きることはなかったです。
国宝の山形・米沢市上杉博物館の狩野永徳作 上杉本 は、御所での正月行事に始まり、桜の季節の二条城へ向かう行列(上杉謙信?)でおわる格調高いもの。
東京国立博物館の重文 岩佐又兵衛作の 舟木本  は、建物にたいして人物をかなり大きく、アクションたっぷりに描いております。
そして添えられた説明文も楽しく、この企画を楽しんで見て貰いたいという気持ちかが大成功していると思います。

途中龍安寺石庭の四季を4Kカメラ四台で撮ったので10K!(?)という豪華なパノラマで石庭を堪能し、最後は早春から晩春へ移る桜を天井に届くほどの広さいっぱいに描いた二条城の障壁画があります。これは徳川慶喜が大政奉還を宣言した間にあったものです。大迫力!

この展示会は12月までやってますが国宝洛中洛外図 上杉本 は11月4日までなので機会あれば、是非みてみてください。凄く楽しめました。