無事に終演しました、

アーリドラーテ歌劇団公演『シチリアの晩鐘』

ご来場くださり、誠にありがとうございました。




これほどまでに、

乗りこなすのが大変なじゃじゃ馬オペラは、

歌人生史上、初めてでした。

公演日、やっとエレナという役柄が髄に染み込んだ気がします。


どうしても理解できなかった心情、

どこに向けて良いのか迷いに迷った怒りや悲しみ、

背中にたくさんの「仲間」の気持ちを背負っているエレナの責任感、というか、使命、というか。。。

本当に難しく、今でも迷いの中にいる気がします。

共演者にももちろん支えられて、

やっと歌い切ることができましたが、

でもなんとなく、一個人として「エレナ」と戦っていたように感じるのもはじめての経験です。

いつもの役柄は、自分自身とすり替わって感じられるのですが、

今回のエレナは、ガッツリ正面に向き合って試されている気がしました。




真っ向正面で向き合っている向こうに、

音楽があって、舞台があって、照明があって。


開演して、袖からその光景を眺めた時、

涙が止まらなかったのも初めてです。

何がそうさせたのか、、、

沢山の「何」がありますが、

今はホッとしています。


そして、

「手がかかる子ほど可愛い」

というのに似ていますが、

ロスが半端ないことに今気づいています。

絶対しばらく楽譜を見たくないって思うと思っていましたが、、、

今は、、、また歌いたいです(笑)

もう病気ですね😆


関係者の皆様、

共演、舞台に関わった全ての皆様、

お運びくださったお客様、

応援してくれえていた大切な友人たち、、、

全てに感謝。

ありがとうございました。