怒涛の2週間でした。

自分の心に疑心と、信心と、邪念と、、、

様々な葛藤と闘いながら、

でも作品と、ヴェルディに真摯に向き合う、と誓いながら、

とにかく必死で、

長い長い2週間で、

短い短い2週間でした。


素晴らしい共演者に恵まれたおかげ、

何があってもついてきてくれるオーケストラのおかげ、

後ろから強い強いエネルギーを送ってくれるコーラスのおかげ、

そして本番までも、本番中も、

本当に一つずつ一緒に積み重ねて、

支えてくださった音楽スタッフ、

舞台スタッフの皆々様のおかげ、、、

たくさんの「お陰様」のお陰で、

なんとか無事に歌い切りました。


こんなチャンスも、

こんな機会も、

こんな経験も、

そしてこんな素晴らしい作品も、

こんな事がないと出会えなかったものばかりでした。


ヴェルディが遺してくれた、

素晴らしい作品。

歌えば歌うほど、ルイザが愛しくなり、

歌えば歌うほど、体が、声が元気になって、

音楽が流れれば流れるほど幸せになる、、、

また新たに、大切な役が一つ増えた幸せを、

噛み締めております。


正直、もっと深掘りしたかったし、

もっと工夫したかったし、

自分なりには、また山のように反省もできましたが、

それでも今回に関しては、

有森さんのお言葉をお借りして、

「今日は自分で自分を褒めてあげたいと思います」。


ある恩師に学生の頃散々言われた、

「やれるかな?じゃねーんだよ、やるんだよ」

・・・はい。その通りでした。

今までの人生で、山のように失敗も沢山してきました。

その中でも「心残り」で、「一種トラウマ」になっていた出来事が、

今回の経験によって、大きく塗り替えられています。


歌わせて頂けて、本当によかったです。

この大きな賭けに、

賛同して心底支えてくれた共演者とマエストロに、

心から、心から、心から大感謝。


そしてもちろん、

客席からの温かい拍手と熱視線で、

演技にも拍車がかかり(笑)、

最後まで歌いきれたのも、お客様のおかげです。


本当に。本当に。

本当にありがとうございました。

月並みですが、オペラって。。。本当に良いですね❣️