今日は
「ほめる」
について書きたいと思います。
「ほめる」
といっても、教育者によっては少し見解がことなっている部分があるようで、
それぞれの主張をざっとご紹介したいと思います
「ほめて、ほめて、ほめる」ことにこそ、子供の能力を引き出す力がある。
子供が伸びていく秘訣は、ほめることにあるので、
「そんなこと、ほめることじゃないよ」ということでもどんどんほめよう!
子供が伸びていく秘訣は、ほめることにあるので、
「そんなこと、ほめることじゃないよ」ということでもどんどんほめよう!
アドラー
「褒める」行為は子供と対等ではない上から目線のコミュニケーションとなるため「褒めて伸ばす」教育ではなく、「感謝を伝える」教育を推奨
褒められることによって、子供がまたしようとする行動は、子供にとって「人に褒められるために何かをする」行為であり、自主性が伴う「自分がいいと思う何かをする」行動ではなくなる。
つまり、子供の自主性を、伸ばすことが困難になる
という考え
モンテッソーリ
むやみやたらに褒めることはよくない。
ほめられたいがためにそれを行う子どもにしてしまうことを危惧している
微笑み、認めてあげることで十分
当たり前にできることは、「できたね」と認めて共感。
褒める子育て、がもてはやされていますが、褒めかたがきっと大切なんでしょうね。
下記の2点、意識してみてください。
結果を褒めるのではなく、プロセスをほめることが大切
例)1番を取れて偉かったね!
ではなく、
たくさん練習したから1番になれたんだね!すごいね!
やった行為をほめるのではなく、その子の人格、存在をほめるほうが効果的
例)君のやったことは素晴らしい!
ではなく、
こんな取り組みをするなんて素晴らしい人だよ!
※下記の実験から実証されています。
<ジョアン・グルーセックの実験>
ビー玉で遊んでいる子供たち何人かに、友達にビー玉を分けてもらうようにお願いした。
これをAとBの2グループにわけて、
Aチームの子供には
「君は本当にいいことをしたね。 素晴らしいことをした!
というように、その行動を褒めた。
そして、Bチームの子供には
「君は友達を助けたいと思ったんだね。 やさしい子だね! 人の役に立てる素晴らしい人だね」
というように、その人柄や存在そのものを褒めた。
(実験の結果)
2週間後、入院している子供たちのために図工の材料を寄付したのは
行動を褒められたAチームの子供は10%だったが、
Bチームの存在自体を褒められた子供たちは45%の子供が寄付した
つまり、、人柄や人格、つまり存在に対して褒めた方が強い影響力と高い効果がある。