アメリカに入国する際、たまに航空券に印字されると言われるSSSS。

このSSSSコードが印字されていたら、

FBIの要注意人物に選ばれているかもしれませんあせる

 

今回のブログではそのSSSSコードに隠された意味と、

実際に印字されたチケットを受け取った私の体験談を書きます。

 

  SSSSとは

SSSSとは、Secondary Security Screening Selectionの略で、

2次的なセキュリティチェックに選ばれた事を意味します。

アメリカに入国するフライトにしかSSSSは印字されません。

 

 

アメリカの運輸安全局(TSA)の規定によると、

NYの同時多発テロ事件のあった2001年9月11日以降に成立した法律により、

SSSSは2010年から運用が始まりました。

このSSSSが印字される可能性がある方は以下の方々です。

 

 

上記を訳すと、

  • 片道航空券、現金での購入、直前での購入等、少し奇妙な買い方をしている場合
  • トルコへの往復旅行
  • TSA職員が現場で不審だと感じた場合
  • ランダム

となります。

トルコ以外でも、アメリカが危険とみなした国への出入国があると、

SSSSが印字される可能性があるそうです。

その他にも、白人以外が選ばれる可能性が高い等の話も聞きましたが、

選定の基準はハッキリと公表されていません。

 

  SSSSに選ばれるとどうなるのか?

SSSSの対象になると、空港での保安検査が多くなります。

場合によっては空港に入るためのセキュリティゲートで警告音が鳴ったり、

飛行機に乗る寸前の搭乗ゲートで係員から追加の検査がある場合もあります。

 

  SSSSに選ばれたルート

私がアメリカに入国したフライトを2019年から遡ってみると、14便あります。

その中でSSSSが付いたのは、ピンクでハイライトした2便です。

  1. 2019年3月 日本から
  2. 2019年6月 日本から
  3. 2019年8月 日本から
  4. 2019年12月 日本から
  5. 2021年4月 日本から
  6. 2021年6月 日本から
  7. 2021年11月 メキシコから
  8. 2022年1月 日本から
  9. 2022年10月 日本から
  10. 2022年11月 メキシコから
  11. 2023年7月 日本から
  12. 2023年10月 日本から
  13. 2023年11月 メキシコから
  14. 2024年5月 日本から

過去3年間では14便ですが、それ以前にもアメリカには何回も入国しているので、

私の場合はランダムに選ばれたのかもしれないですし、

同姓同名のどなたかが悪さをしてFBIに目を付けられてるのかもしれないです。

SSSSに選ばれた理由は全くわかりません。

 

  私の体験談

 

2022年10月:日本からアメリカへのフライト

私はE-2VISAでの入国なので、いつも事前チェックインが出来ず、

毎回、空港のチェックインカウンターで手続きをしてもらいます。

 

カウンターでSSSSが印字された搭乗券をもらいましたが、

チェックインカウンターでは特に何も言われず、いつも通り手続きが終了し、

この時点で私は何も気が付いていませんでした。

 

成田空港のセキュリティゲートと保安検査をいつも通りに通りました。

私の場合、ここで特別、追加の検査のために呼ばれなかったので、

この時点でSSSSの印字に全く気が付いていません。

呑気にお土産を買って、ラウンジで大好物のカレーを食べて、

最後の日本時間をノンビリ楽しんでいました。

 

搭乗時刻になり、チケットを搭乗ゲートで係員に見せたところ、

聞きなれない音が鳴り、係員の顔色が一変しましたガーン

 

特に説明もなく、搭乗ゲートを出てすぐの場所にある検査スペースに通されました。

そこで初めて搭乗券にSSSSと書いてある事に気が付きました。

 

検査スペースでは、手の平と持込荷物に対して、

小さくて白い紙で拭き取り、それを機械に入れて検査をしていて、

その検査をパスしたら、搭乗案内をされました。

検査の時間は5分もかからなかったと思います。

 

2023年11月:メキシコからアメリカのフライト

夫と一緒に、搭乗日前日に事前チェックインをしたのですが、

夫は事前チェックインが出来たのに、なぜか私だけできず、

空港で手続きをしてもらったら、SSSSが印字され、愕然としました。

 

私の場合はセキュリティゲートで他の方とは違う警告音が鳴りました。

係員の顔が険しくなりましたが、それ以外で通常と異なる事はなかったです。

そして、飛行機に乗る寸前の搭乗ゲートで係員から追加の検査がありました。

 

他の方の体験談を読んでいると、30分ほど追加検査があったり、

追加検査のせいで飛行機に乗れなかった等のエピソードがありましたが、

私の場合は、出国審査時の検査は通常通りでした。

 

乗る寸前の搭乗ゲートで、横にそれるように言われて、

そこで手の平と持込荷物に対して、小さい半紙みたいなもので拭き取って、

それを機械に入れて検査するだけで、今回も5分もかからずに終わりました。

 

  まとめ

ダミー用にFBIのリストに名前が載っていない人にもランダムに印字されます。

何も悪い事をしていない一般の方の航空券にもたまに印字される為、

誰でもSSSSが印字される可能性があります。

 

話では聞いていたのですが、自分が実際にSSSS体験するとは驚きました。

2回もSSSSを体験しているので、

変な要注意人物リストに載っていないかと心配になっていますあせる

 

繰り返しSSSSの対象になる場合は、

TSAのウォッチリストに誤って名前が載っている可能性があるので、

情報の修正の依頼をする事が可能なようです。

 

ANAのサイトに参考情報があったので、貼り付けておきます。

 

今回のアメリカ戻りのフライトの搭乗券を羽田で受け取る時、

すごくドキドキしたのですが、今回はSSSSは印字されませんでした。

でも3回目のSSSSがあった場合には、ウォッチリストに載っている可能性が

高いようなので、あともう1回SSSSが印字された搭乗券を受け取った場合は、

私も情報修正の依頼をしようと思っています。