アメリカでは、指輪は大きなデザインの物が一般的です。

 

ジュエリーショップ等に見に行くと、大ぶりな指輪ばかりで、

華奢なデザインを見つけるのが難しいほどです。

 

この記事では、アメリカの指輪事情について書いていきます。

 

  婚約指輪と結婚指輪の呼び方

アメリカでは、婚約・結婚指輪は以下のように呼ばれています。

  • 婚約指輪Engagement ring
  • 結婚指輪Wedding Ring(ダイヤモンドまたは宝石で飾られた指輪)、Wedding Band(プレーンな金属だけでできた指輪)
 

  婚約指輪・結婚指輪はいつも身に着ける物

日本では、式を終えると結婚指輪のみ着用される方が多いのに対し、

アメリカでは、婚約・結婚指輪は、結婚後も両方重ねて着けている方が多いです。

 

アメリカでは、婚約指輪、結婚指輪の両方をいつも身につけるので、

デザインは重ね付けした時に合うか確認して購入するカップルが多いようです。

 

我が家は、夫が仕事柄、指輪はできないので、

結婚指輪は私の指輪だけの予定でしたが、夫が結婚指輪をしないのなら、

私の分の結婚指輪の費用を婚約指輪にまわしたいと思い、

婚約指輪奮発プランにしたので、結婚指輪はないです。

 

婚約指輪は、アメリカスタイルで、いつも着けています。

 

  アメリカの婚約指輪は大きい!

アメリカでは、婚約指輪は日本の指輪よりも大きなデザインの物が多いです。

 

こちらの写真の指輪は、アメリカでよく見る指輪のサイズです。

渡米当初、バーで飲んでいると、皆の指輪がキラッキラしていて、大きくて、

キラキラ好きな私は目を奪われっぱなしでした。今も奪われています。

 

 

この写真のように、中央の宝石が際立って大きく見えるデザインがメジャーで、

リング部分にもダイヤモンドが埋め込まれているタイプが多いです。

 

薬指の下のデザイン、Halo(ヘイロー)が人気です。

Haloとは中央のダイヤモンドの周りをぐるりとメレダイヤモンドが取り巻く贅沢で

華やかなデザインです。周囲のダイヤモンドがセンターのダイヤモンドを引き立て、

より大きく、輝いて見えます。

 

王道の立て爪スタイルは時代を問わず人気ですが、

細かいダイヤがセンターストーンを囲むHaloは、実際のカラット数よりも

大きく見えるので人気のあるスタイルの一つです。

 

  品質より大きさ重視

アメリカでよく見る婚約指輪のダイヤモンドサイズの平均は1~2カラットです。

 

ダイヤモンドと言えば、カラットが有名ですが、

ダイヤモンドの品質をはかる基準はカラットだけではありません。

カラットの他に3つの基準があり、全てCで始るので4つのCと言われています。

 

  • Cut(輝き):原石をどのようにカットするかにより、輝き・きらめき方が変わります。
  • Clarity(透明度):ダイヤモンドに内包されている不純物の少なさを示します。
  • Color(色):ダイヤモンド自体の色を表します。
  • Carat(重さ):宝石の重さを測る単位です。1.0ct=0.200gと定められています。

 

ダイヤモンドの質はもちろん大事ですが、

アメリカでは質よりも大きさを重視する傾向があります。

 

相場内でそこそこの質で大きいダイヤモンドを買うコツがいくつかあります。

 

希望のカラット数より若干カラット数を落とす方法も1つの方法です。

例えば1.25カラットのダイヤモンドが欲しいのなら、

1.0カラットぐらいにカラット数を落とすと$2000位は安くなるそうです。

0.25カラットの差だと、そんなに見た目も変わらないです。

 

他にもカラーだったらColorlessではなく、

Near Colorlessとよばれるほぼ無色に近いカラーにすれば、お値段は下がります。

見た目は、プロでなければ分からないくらい無色でキレイなダイヤモンドです。

 

クラリティーも肉眼で見てキレイとわかるVS-SIランジにすれば安くなります。

 

4つのCの中で、自分が妥協できるポイントを妥協する事で、

庶民でも希望のカラット数のダイヤモンドリングを手に入れられますアップ

 

  リングサイズ

サイズ表記が、日本とアメリカではほとんど違うと以前、書きましたが、

リングサイズに関しても、全く違います。下の表が対応表です。

 

 

日本だと、各サイズの指輪が置いてありますが、

私が行ったお店では、USサイズ6ばかりでした。

 

大きくても直せばOK!!なので、大きいサイズばかりなのか、

もしくは標準的なアメリカのリングサイズが6だからなのか、

理由は分からないのですが、USサイズ6のリングが多かったです。

 

私の左手薬指のリングは日本サイズ8.5号でお直ししてもらいました。

上の表だと、日本サイズ8.5号のUSサイズ表記はないのですが、

US表記にすると、4.5と5.0の中間なので、4.75となります。

 

  右手と左手でサイズが違う!

私の右手薬指は8号で、左手薬指は8.5号です。

同じ薬指なのに、右と左でサイズが違います。

 

一般的に、利き腕が右なら、右手の薬指の方が左手より太いみたいです。

私は利き腕が右手なのに、右手の方が細いので例外ですが、

両方の手の薬指は同じサイズでない事は一般的のようです。

 

  寒暖差で変わる指のサイズ

指のサイズは冬になると小さくなります。

これは指の血管が寒さで収縮して指が細くなる為です。

 

逆に夏は血管が膨張し、指が太くなり、

指輪の滑りも悪くなる為、冬にちょうど良かった指輪がきつく感じる事があります。

 

私は冬に指輪のお直しをしてもらいました。

その際、左手薬指は日本サイズ8号でしたが、冬だった事もあり、

夏場に太くなっても大丈夫な様に少し大きめの8.5号が良いとアドバイスしてもらい、

8.5号でお直しをしてもらいました。

 

  まとめ

私は夫と一緒にアメリカジェリーショップに行き、私の好きな物指輪を買ってもらいました。

こだわり派の夫は、4つのCで店員さんとすごく盛り上がって、

夫は質に満足した指輪を選べたので、夫も私も大満足の買物で、

今でも指輪を見る度に、2人で「これにして良かったね~」と話しています。

 

お相手の好みが抜群に分かる場合は、指輪用意してプロポーズでも良いですが、

相手がどのような婚約指輪を欲しがっているか知るのが難しい場合は、

プロポーズの際だけフェイクリングを送る方法もあります。

 

フェイクリングは、雑貨屋などで購入できる安いもので良いです。

 

欲しくない指輪をもらうと、女性側は好みでない事を伝えるのは難しく、

交換するわけにもいかないので、困った事になります。

指輪は一生物なので、多くの女性にはこだわりがあると思います。

 

お相手の好みが抜群に分かる場合を除いては、

指輪を用意する段階になったら、フェイクリングを用意するか、

率直に相手の欲しいものを聞くかのいずれかで考えるのが良いかもしれないです。