アメリカで病院を受診した後、処方薬はどこでどう受け取ればいいのか、

このブログではアメリカの処方薬について、日本との違いも併せて、

書いていきたいと思います。

 

  処方箋のもらい方

医師から処方箋をもらうのは日本と同じですが、

アメリカの処方箋には複数のタイプがあります。

  • 紙の処方箋:病院で受け取って、自分で薬局に持参する
  • 電子型:医師に伝えたPharmacyに送ってもらい、自分で薬をPharmacyに取りに行く

病院に併設されているPharmacyはあまりありません。

電子タイプの処方箋をもらう場合は事前にどこのPharmacyを利用するか

決めておく事が大事です。

チェーン展開しているPharmacyだと系列店ならどの店舗でも受け取れます。

 

私は電子タイプの処方箋を医師がPharmacyに送信してくれて、

Pharmacyで薬の準備が出来ると、Textが私のスマホに送られてくるので、

Textを受取ったら、Pharmacyに取りに行きます。

 

私は、スーパー内にあるPharmacyを利用しています。

もし準備が出来ていなかったり、待ち人数が多かったりした場合は、

スーパーで買物して時間を潰せますし、

薬代の支払いはスーパー内でお会計すると、

スーパーでの利用とカウントされるので、AMEXゴールドカードで支払えば、

ポイントが4倍つきます音譜

 

  Pharmacyの決め方

アメリカにはWalgreensやCVSなど様々なPharmacyがありますが、

日本とは異なり、どこでも保険が適用される訳ではないです。

 

自分の健康保険のプランが契約しているin network(インネットワーク)と

それ以外のところがあり、in networkの薬局では基本的に薬が安く手に入ります。

 

もしin network以外の薬局で薬をもらう場合、

保険が適用されず全額支払う必要があります。

保険のプランにout of network benefits(ネットワーク外のベネフィット)が

付いている方は、保険会社へ請求すれば返金を受けられる可能性があります。

 

in networkもout of network benefitsも、加入している保険サイトで確認できます。

私が加入している保険だと、以下のようなメニューから確認できるようになっています。

 

  薬を受取る

処方された薬をもらう時はPriscriptionと書かれた窓口に行きます。

窓口で、Pick upと言うと、名前と生年月日を聞かれます。

医療保険証と身分証明書を見せるように言われて、

本人確認が出来ると薬を持ってきてくれるので、支払いをして終了です。

 

医療保険証・身分証明書の確認は最初の方だけで、

何回も行くようになり、顔なじみになってくると、名前も生年月日も言わなくても、

薬を持ってきてくれます。

 

初めて処方される薬の場合は使用方法も聞いておくと安心です。 

 

  ボトルタイプが主流

日本では粉末や顆粒タイプのお薬をよく処方されていました。

アメリカでは粉末や顆粒の薬剤は今のところ処方された事はなく、

錠剤やカプセル剤の処方がメインです。

市販薬も錠剤やカプセル剤がメインです。

 

錠剤やカプセル剤は、オレンジ色のボトルに入れて処方されます。

 

image

 

処方薬でも市販薬でも、薬の入れ物のボトルはフタの開け方が特殊です。

子どもが誤って服用してしまう事を防止する目的でデザインされています。

フタを強くつまみ、下に押しながら、回して開けます。

 

  Refillシステム

Refill(リフィル)処方箋とは、医師の診察を経て処方された薬の服用が終わった後、

一定期間内であれば医師の再診察なしで同じ薬を処方してもらえる制度です。

 

受診回数が減る事によって医師と患者双方の負担軽減に繋がります。

 

日本でも2022年4月からリフィル処方箋の制度が導入されたようですが、

私が住んでいるカリフォルニア州で1951年から行われてきたシステムで、

とても便利なシステムだと、渡米時は感動しました。

 

この写真では、2023年4月5日までに、0回リフィル(補充)ができる、

という事がわかります。Refillといっても、容器を持っていく必要はありません。

 

薬が無くなりそうな時期になると、Pharmcyから薬の準備が出来たとTextがきます。

その前に無くなりそうな場合は、PharmacyにRefill Requestを送ります。

Refill RequestもTextを送信するだけでOKで、その際は薬番を送信します。

 

例えば、この写真の場合だと、6546669が薬番で、

RxはPrescription(処方薬)の略なので、TextにRx: 6546669と打ち込んで、

送信すると、Refillの残り回数がある場合はPharmacyが薬を用意してくれます。

 

もしRefillが0と書かれていれば、病院に連絡して、受診予約を取ります。

 

 

  その他

車社会のアメリカ。PharmacyにもDrive Throughがあります。

 

 

  まとめ

今回はアメリカでの処方箋・薬のもらい方と、日本との違いを書きました。

 

病院にかかるにはアメリカの方が大変な事もありますが、

処方薬をもらう事に関しては、アメリカの方が便利だと思うので、

日本のように病院に受診できて、アメリカの様に薬が処方してもらえたら…と

いつも思っています。