アメリカの人にとって、お庭がどのくらい大事にされているのかを、
このブログで書いていきたいと思います。
家の種類
アメリカでの家の種類は、大きく分けると3つあります。
- 一軒家
- アパート:日本でいうマンション
- タウンハウス:一つの大きな建物に複数の家が繋がっているタイプで、造りは一軒家風
タウンハウスは、こんな感じの造りです。
私が住んでいるエリアは田舎なので、
一軒家かタウンハウスがほとんどで、アパートはほぼありません。
我が家は夫と私の2人家族なのですが、
夫の前任の方が住んでいた家にそのまま入居したので、一軒家になりました。
お手入れが大変…
今住んでいる家は、こんな感じの一軒家です。
前庭と後庭があって、車庫付の家が、この辺りの主流です。
この前庭のお手入れが大変なのです…
上の画像のように、アメリカの家のお庭は綺麗なのですが、その理由は、
住宅=価値の上がる資産であり、
庭の綺麗さ=家の価値を決める重要な要素になっています。
更には、お庭は自分の家の価値だけではなく、
周辺地域の価値を保持する事に繋がるので、
荒れ放題だとご近所さんから苦情が寄せられる事もあるそうです。
我が家もほとんどのご近所さんも、毎週、業者さんに来てもらい、
落ち葉等のゴミを集めたり、木や花のトリミングをしてもらっていますが、
それだけでは足りず、週末は雑草取り等、色々なお庭のお手入れがあります
ここ最近の流行り
業者さんにお庭の全面改修をしてもらうお家も少なく、その場合、
全面芝生だったお庭をウッドチップや砂利にするお家が増えています。
このお家は、砂利ベースに植物をいくつか植えています。
このお家は、一見、芝に見えますが人工芝です。
このお家はウッドチップベースに植物を植えています。
ウッドチップとは、下の画像のように木の小さい屑の事です。
その方がお手入れが楽だから、我が家もそうしたいのですが、
今の家は持ち家ではないので、芝生のままにしています。
タンポポの扱い
渡米当初、我が家の前庭に咲くタンポポを見て、
「春がきた~」とほのぼのしながら、出発したお散歩で、
ご近所さんが、お庭のタンポポを摘み取っているのを見て、
なんでそんな事を…と思いながら、調べてみると、なんと…
アメリカでは、タンポポは嫌われ者の扱いです。
綺麗に整えた芝生に他の草が混じるのが許せないらしく、
タンポポの綿毛が自分の庭に来る事を極端に嫌う人達がいます。
のんきにたのしく綿毛をふーふー吹き散らしらていると、
とんでもない目に遭うかも…と教えてもらいました
それを知ってから、タンポポを見つけては、
お庭の価値が下がる…ご近所さんからクレームきてしまう…と思い、
せっせと駆除しています。
洗濯物の外干
我が家の一帯では、洗濯物は外に干せません。
洗濯乾燥機があるからという理由もありますが、
洗濯物を屋外に干す行為は景観を損ない、
不動産の資産価値を下げるとして、今から50年程前に禁止されたそうです。
2013年、ハワイやフロリダなど19の州で正式に洗濯物を干す権利が保証され、
一部の州では外に洗濯物を干す事が出来るようになったそうですが、
洗濯物を外に干す事は法律で禁止されていると、
いまだに信じている米国人も少なくないそうです。