3月17日は、アイルランドの祝日、St. Patrick's Dayです。

 

アメリカでは、会社や学校は休みではありませんが、

各都市でパレードが行われ、ホワイトハウスの噴水やシカゴ川が緑色になります。

 

 

緑ビールがバーで提供され、Irish Pubが大繁盛したりと、お祭りの様です。

 

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St Patrick's Dayのおかげで、Irish Pubが大好きになり、

いまだに夫と私の間ではIrish Pubブームが続いています。

 

St Patrick's Day当日はIrish Pubに行ってしまいますが、

St Patrick's Dayを自宅で楽しめる料理とお酒について、

このブログでは書いていきたいと思います。

 

  St. Patrick's Dayとは

St. Patrick's Dayは、3月17日で、

アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日です。

アイルランド移民の多いアメリカや、ヨーロッパでもこの日をお祝いします。

 

残念ながらお休みではありませんが、

大都市ではパレードが行われる等、聖パトリックを称える日です。

どちらかといえば、食べて飲んで騒ぐ日になっている感もありますが、

賑やかで楽しい1日になっています。

 

Irish Pubはどこも満杯になり、老若男女、緑色や、

アイルランドの国花シャムロッククローバーをモチーフにした衣服やアクセサリーを

身に着けて、アイリッシュ料理とビールを楽しみます。

緑色に着色されたビールも、この日ならではで、夫と私も必ず飲みます。

 

 

  コーンビーフ

St Patrick's Dayのメインディッシュはコーンビーフです。

 

日本でコーンビーフと言えば、缶詰ですが、アメリカの物は全く異なります。

コーンビーフは、ブリスケットという牛肉の部位を、

塩水に10日ほど漬け込んだものを言います。

 

英語で書くとCorned Beefつまり、塩漬けされた牛肉という意味です。

St Patrick's Dayが近くなると、この時期限定で、

コストコをはじめ、スーパーでコーンビーフが販売されます。

 

 

Ready to Cook(後は火を通すだけ)商品で、

味付けされた状態で売られているので、付属のスパイスを加えて、

キャベツなど野菜と共に煮込めば完成です。

家で煮て完成させるだけなのですが、これがすごく美味しいんです。

 

コンビーフが嫌いだった私がコンビーフを好きになったきっかけで、

缶詰のコンビーフときちんと作ったコンビーフは別物だと教わった商品です。

数年前、Irish Pubで食べて感動し、気がつけば時期になれば頭をよぎり、

ほぼ毎年購入しているお気に入り商品です。

 

  必要な材料

  • スーパーで購入したコーンビーフ 
  • ギネスビール1本 (日本酒だと200ml)
  • 水カップ2 (多いと薄めの味になります)
  • 玉ねぎ1個
  • ジャガイモ 3個
  • キャベツ 半分。多い方が美味しいです
  • 人参3本

煮込む時に、お水だけではなく、ビールを使うと、よりジューシーに、

風味豊かに仕上がります。

ビールの種類はお好みで良いですが、せっかくならアイルランドにこだわって、

Harp LagerやGuinnessがおすすめです。私は、缶のGuinnessを使っています。

入れる量は、1本で充分です。

あとは水を、お肉がひたひたにかぶるぐらいまで入れます。

 

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  作り方

圧力鍋を使う方法をご紹介します。

  1. 玉ねぎを薄くスライスします。
  2. コーンビーフを袋から出し、回りに付いた調味液を洗い流します。
  3. 1を圧力鍋の底に敷き、その上に2を置き、スパイス・ビール・水を入れます。

  4. 1lbにつき20分の圧力をかけます。3lbだと、3lb×20分=60分です。

  5. 圧力が抜けたら、お肉を取り出します。
  6. ジャガイモ、キャベツ、ニンジンを一口サイズにカットします。
  7. 5の鍋に、6を入れて、5分加圧します。
  8. お肉が冷めたら、5mm幅くらいにスライスします。
  9. 7の圧が抜けたら、8のお肉を鍋に戻します。
  10. 食べる前に温め直して、ホースラディッシュを添えて召し上がってください。

圧力鍋ではなくて、普通のお鍋で作る場合、

煮込み時間の目安は、沸騰後、1lbあたり約40分です。

3lbの場合は120分になります。弱火でコトコト煮込んでください。

 

今回ご紹介したレシピでは、袋に書いてある説明通りに書きましたが、

私は圧力を2回かけるのが面倒なので、

3のタイミングで、ジャガイモ、キャベツ、ニンジンも入れてしまいます。

 

脂身を下にして火にかける方もいるのですが、

その方法だと、上部分がパサパサになった事があるので、

私は脂身を上にして火にかけています。

 

 

  まとめ

今回は、St Patrick's Dayに食べたい、定番料理コンビーフをご紹介しました。

時間はかかりますが、簡単で、見た目も豪華、そして美味しい、という嬉しい料理。

Guinnessビールと一緒に、ぜひお試しください音譜