オペ後2日目、車椅子でNICUへ双子の面会へ。

NICUの入り口で手洗いを済ませると奥の方へ案内される。

みっちゃん→出生体重1537g、身長40cm



さっちゃん→出生体重780g、身長33cm




2人の保育器は隣同士に並べられていた。


「小さい…」

2人とも新生児呼吸窮迫症候群のため、挿管され呼吸器管理されていた。

週数相当に大きくなっていたみっちゃんの方が、新生児遷延性肺高血圧症になってしまい、酸素濃度を上げても改善せず一酸化窒素の吸入で治療中。先生からは破水が影響していたのかもしれないとのことだった。

心電図、SpO2モニター、呼吸器、CV、胃管と小さい身体に沢山の医療機器が装着、挿入され、何台もシリンジポンプが作動している。

以前は大学病院に勤めていたこともあり、このような光景は見慣れているはずなのに、我が子となると何ともいたたまれない気持ちになり、涙がじんわり滲む。


過酷な胎内環境だったにも関わらず、生きて産まれてきてくれた。
特にさっちゃんは生命力の強さを感じた。


2人ともよく頑張ったね。



抱っこしたいなぁ…。



出血量も多かった為、貧血がひどく、長く座位を保てず、短時間での面会となってしまった。




T大は基本的には母子同室。

分娩間近の妊婦さんが何人か同室になったのだが、出産すると、皆、母子同室の部屋へ移動していく。

6人部屋なのにまた一人になってしまった。
そんな状況が退院まで続いた。

NICUに入院中だし、当然ベッドサイドに娘たちの姿はなく、授乳したりオムツを替えたりのお世話もない。

正直、皆が羨ましかった。

お腹の傷は痛むのに、産んだ実感が湧かない。


小さな2人を見ていると"ごめんね''と申し訳ない気持ちになり、自分が無力である事を打ちのめされるような気がして、NICUへなかなか足が向かないこともあった。


自分の置かれている状況や環境、双子のことなど、短期間でめまぐるしく変化し、自分自身、頭では理解できても気持ちがついていけず、産後特有のメンタルの不安定さもあり、混乱していた。