5月23日 31週2日
相変わらず血性破水は続いており、量も減るどころか増えている印象。生理用ナプキンでは到底おさまらず、尿取りパッドを常時使用するようになっていた。
夜勤の助産師さんが心配し先生に報告してくれたのか、朝一で当直の先生に診察してもらうことになった。
双子は心拍確認がとれ、特に大きな変わりはなし。みっちゃんからの破水だったが、羊水量もまだ充分にあるようだった。
診察後も部屋には戻らず、陣痛室でNSTを施行。モニター上、やはり張りがみられているとのこと。
当直の先生「主治医のN先生が来られたら今後の方針など含め相談しますね。」と話され、そのまま陣痛室で待つことに。
血性破水、こんなに続いて本当に大丈夫なのかな…。
お腹の張りもあるみたいだし、これからどうなっちゃうんだろう…。
もう母体が限界なのだろうか…。
1人になった陣痛室であれこれ考えているとN先生が来られた。
先生「tomomiさん、モニター上やっぱりお腹の張りがあるので、とりあえず今日から張り止めの内服を始めます。
それと今日ね今いる病室からMFICUに移ろうかと思います。前にレーザー治療した時に入ったお部屋。あそこなら助産師さんの人数もいるし何かあってもすぐに対応してくれるから安心だしね。
週数も上がってきているから、この先、急に分娩になってしまう可能性も高いので、それに備えて今から色々準備していきますね」
帝王切開術、輸血、張り止め(ニフェジピン)の内服に関する説明を受け、それぞれの同意書にサインをする。
緊急オペに備え、血型や感染症などを含めた採血、心電図もとった。
本当に何が起きてもおかしくないんだと実感した。
午前中のうちにMFICUへ移動。
部屋の照明でも血圧が上がってしまうからと、暗幕のある奥の2人部屋へと案内される。
16週でMFICUへ入院していた頃は、このまま妊娠を継続できるのかすら危うく、絶望感でいっぱいだったが、今回は少し違う。
身体のしんどさも相まって、色んな思いが込み上げてきて涙が出た。
「とにかく1日でも長くお腹で育てた方がいいからね」と先生。
妊娠はいつか終わる。必ずゴールがある。
ここまで頑張ってきたのだから、あともう一踏ん張り。
2人だって頑張っているんだから、私もしっかりしないと。
折れそうになる心をなんとか奮い立たせた。